こんにちは。
アトピー改善アドバイザーの桒野靖士(くわのやすし)です。
実は最近システムエンジニアとして独立しまして、会社組織への所属がなくなりました。今は京都のシステム開発会社からの業務委託で開発チームのメンバーとしてプロジェクトに参画しています。先日までスーツで満員電車に揺られながら職場へ通っていましたが、今は私服でチャリ通でフレックスタイム。毎朝二条城の前をチャリで走るのはなかなか気持ちの良いものですよ^_^
そんな環境なので、髭を伸ばしています。以前の勤務先が堅い職場だったのでヒゲ禁止だったんですが、今は髭だろうが金髪だろうがOKなわけでここぞとばかりに笑
そもそも、ヒゲ禁止って何やねん笑 よくわからんルールですわ。自分の周りから、不要なルールが消えていくのを体感しています。
ルールとレールの世界から、大きく舵を切って脱線したのが12年前。ようやく今、ガタガタ道を楽しめるようになってきた感じがします。当時イメージした生き方とは少し違いますが、ちょうどよいところに落ち着いてきているのかな。
さて、今日はご質問が来たので、Q&Aコーナーです。
生まれてからずっとアトピーです。 もう40年になります。
今でもなお、アトピーはひどい状態が続いており、腕や脚はこれまでのかきむしりが黒いデコボコ跡となり残っています。
以前「アトピーを治すには保湿をやめること!」と言われて、薬や保湿をやめたことがありますが、予想通りますます悪化していき苦しみました。
しかし、それを「好転反応」と言われていたので苦しみもがき好転反応が終息するのを待っていましたが、酷くなりすぎた肌では日常生活を過ごすことが困難となり、結局挫折しました。
薬をやめる、保湿をやめる、好転反応を受け入れることとは、本当にアトピー患者に適した方法なのでしょうか。
質問者の方は僕のメルマガを読み始めたところみたいなので、まだ僕がどんな主張をしているかご存じない状態で待ちきれずこの質問を投げかけてこられたみたいですね。
僕の考え方を改めて整理しておくと、
- 自分の中を変える取り組みが重要
- それができればステロイドを止めるかどうかは好きにしたらいい
- アトピーの人には保湿したほうがいい
です。
少し詳しく書いておきましょう。
ステロイドを使うかどうかと治るかどうかは関係がない
「薬(ステロイド)を止めなさい」というアドバイスをされることは多いと思いますが、これには賛否両論があり、どちらが適しているかは答えは出ていません。アトピーの業界は、脱ステ派とステロイド肯定派に大きく分かれ、それぞれが強い口調で主張しているというのが現状ですね。
いい加減その議論やめりゃいいのにと思うんですが…笑
ステロイドを急に止めると、多くの人にリバウンドと呼ばれる現象が起きます。激しい症状に襲われ、日常生活がままならなくなる方も多いです。
僕もステロイドを自己判断で急に止めたので、半年くらい大変な目に遭いました。あの経験を思い出すと、すべての人に「ステロイドを止めるべし」というアドバイスをする気にはなれません。
かと言って、ステロイドを何年も常用すれば、当然副作用の影響が大きくなってくるので、手放しで肯定することもできないのです。
ステロイドの使用/不使用とアトピーの状態を冷静に見てみると、
- ステロイド止めて良くなった人⇒いる
- ステロイド止めて良くなっていない人⇒いる
- ステロイド使ってて良くなった人⇒いる
- ステロイド使ってて良くなっていない人⇒いる
というすべてのパターンの人が存在するという事実が見えてきます。
ですから、ステロイドを止めることだけで、アトピーから抜けせるかどうかが決まるわけではないということは言えると思うんです。
もっと他に目を向けることがあると言うのが、僕の考え方ですね。
この話だけでも、少し気分が変わるんじゃないでしょうか?ま、答えはさらに見えづらくなっていきますけどね笑
先に、結論を言っておくと、アトピーから抜け出すというのは、答えのない世界に立ち向かうということなんです。
「こうすれば治る」という最適解が見つかっていないなかで、医師や研究者や治療家のみなさんが、もっともらしい論を並べているだけなの。だから、自分専用の答えは、自分で探していってくださいね。
自分の中を変えよう
僕は分子栄養学という分野からたくさんのヒントを得て、自分のカラダを変えていく努力をしました。
オメガ3脂肪酸やタンパク質やビタミン・ミネラルの大量摂取。オメガ6脂肪酸の削減。腸内環境へのアプローチもやりました。よく噛むこと、乳酸菌等の菌を取り入れること、菌の餌となる食物繊維を多く摂ること、お腹を冷やさないこと、などなど。
姿勢を整えたり、メンタルの癖を直すために言葉遣いを変えたりもしました。
細かい話ですが、以前の僕はノートを取る時、罫線にそって文字を書かないと気が済まないタイプでした。そんな癖が、自分の制限的な生き方を象徴しているような気がして、あえて罫線からはみ出させてメモをとったり、罫線のない白紙のノートを買ってみたりしたこともあります。
とにかく、自分にできることをいろいろやってみました。
僕のカラダとココロはずいぶん変わったと思います。その結果としてアトピーが消えたんだと思います。
アトピーから抜け出すというのは、「別人になる」ことです。薬を止めるかどうか、保湿を止めるかどうか、そんな小手先の話ではないんです。
保湿はやったほうがよい
詳しくはセミナーに来て聴いてほしいんですが、アトピーの人の肌には保湿が必須じゃないかなと思います。少なくとも僕がアトピーを抜け出す過程で、保湿を徹底し始めたタイミングから、改善の速度がぐんと増したんです。
まあ、これも人による部分もあると思うので、脱保湿を否定するつもりはありません。
ただ、僕には跡形もなくアトピーが消えた友達が何名かいますが、みんな保湿を徹底してきた人です。
そういう点からも、保湿はやっぱ大事じゃないかなと思います。
やるなら徹底してやってくださいね。「徹底してるよ!」っていう方、徹底してるつもりでも僕の徹底ぶりに比べたらたぶん激甘なんで、一回セミナーに見に来なさい笑
自分で決める
質問文の中に
以前「アトピーを治すには保湿をやめること!」と言われて、薬や保湿をやめたことがありますが、予想通りますます悪化していき苦しみました。
というのがあります。
こういう「◯◯って言われて…」っていうのが口癖の人って時々いるんですよね。あ、質問者さんがそういう口癖の人かどうかは、この文章だけでは判断できませんから、これは一般論ね。
でも誰かに「言われて」行動したのはこのときだけでしょうか?もしかしたら、普段から誰かの意見で自分の行動を決めることがあるんじゃないかと思うんですが、どうでしょう?
もしピンとくるなら(来なかったら以下の文章は無視で)、ぜひ自分で選択して行動してみてください。そのために学んでほしい。
「答え」を教わるのは学びじゃない。
仕組みを知ること、
背景を知ること、
他人のストーリーを聴くこと。
そういうのが学びになって、自分で選択するための、資源になります。
選択が間違ってたら、また資源を仕入れながら検討しなおす。それを繰り返して、自分なりの答えを探していく。
そうやって自分の行動を選択するたびに、人生にエネルギーが注がれて、変化が起こります。その変化が今とは違うところへ連れてってくれる。
僕が3年かけてアトピーから抜け出したのも、12年かけて人生の方向性を変えてきたのも、たくさん間違いながらも、自分で選択して、試行錯誤して、少しずつ人生にエネルギーを注いで舵を切ってきたからです。
アトピーから抜け出すには、そういう選択と試行錯誤がつきものです。答えがないから。
だから、アトピーを味わい尽くすと、人生が変わるんです。
ぜひ、「ご自身で選択する」という意識を改めて思い出していただくと、これまでと違う感覚で前に勧めるのではないかと思いました。
以上、アトピー改善アドバイザーの桒野がお届けしました。
4/28(土)〜29(日)は東京でセミナーです。GWのしょっぱなだからでしょうか?なんか今回申込が少ないんで、少人数でやる感じかな。じっくり話ができる貴重な場になるかもしれません。
赤字覚悟で上京しますわ!笑
でもさ、この人に会いたくない?
あと、5月の山梨での合宿もまだ空席ありますので、このタイミングでご自身やご家族のアトピーとしっかり向き合ってみたいという方はご参加ください。
参加される方の素敵な未来をイメージしながら、お待ちしています。
【イベントのご案内】
4/28 東京都 4/28 トークライブ『アトピーから「抜け出した人」と「抜け出さない人」は何が違うのか?』@東京
4/29 東京都 4/29 栄養でカラダが変わることが腑に落ちるセミナー @東京
アトピー改善アドバイザー
桒野靖士
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