アトピーは肥満に似てると思います。病気というより、「状態」だと考えた方がしっくりくるから。
肥満は病気ではないですよね?多少食べすぎたり、運動不足だったりした結果、脂肪がついて「太ってる」という状態になっているだけです。だから根気強くダイエットをすれば誰でも痩せられると信じられてるし、実際そうだと思います。まあ、痩せるのは大変で、結構我慢や努力をしないと痩せられないのも事実ですけどね。
僕のアトピーが治っていった時も、我慢と努力の日々でした。食べるものに気をつけ、サプリメントを欠かさず飲み、お風呂の入り方もいろいろと工夫して、面倒なスキンケアを全身にやりつつかゆみに耐えてたんです。飲んでた薬は軽いかゆみ止めだけ。
正直面倒くさいし、しんどい。でもこれをコツコツ続けて健康体を手に入れました。アトピーは薬や手術でどっか悪いところを消して治すようなものじゃなくて、生活を変えることで悪い状態から抜け出すんです。
だからアトピーは“病気”というより“状態”。肥満に似てると思うんです。
では逆に、肥満が病気だと思われてる世界をちょっと想像してみましょうか。
最近急にお腹周りがぶよぶよしてきた僕。
今までこんなことなかったのに…。
これっていわゆる脂肪?
街歩いてるとよく同じような感じになってる人見かけるけど、
あれと同じかな?
肥満ってやつ?
やばいなー、病院行った方がいいな。
やっぱお腹だし、内科かな。
近所の内科と小児科をやってる病院に来た。
病院の待合室では、同じ症状を抱えているらしい患者さんが数名、
自分の名前が呼ばれるのを待っている。
僕が名前を呼ばれて診察室に入ったら、
初老のドクターが座っている。
ドクター「どうしました~?」
僕「なんか最近お腹に脂肪がついてきて…。」
と言って腹を出す僕。
D「あー、これは肥満だねぇ。最近多いんだよ。
大人の肥満はなかなか治らないから、
上手に付き合って行きましょうね。
体質だからね、仕方ないですよ。
とりあえず脂肪を燃やすお薬出しときますんで、
これで様子見て下さい。」
そんなもんかと思いながら薬を受け取り、早速夕食後に飲んだ。
一週間も経つと僕の腹はずいぶんスリムになった。
この薬効くなー。
でもまあ、肥満も治ったっぽいし、もう飲まなくてもいいだろうな。
しかし、僕の考えは甘かった。
薬を飲まなくなってから、
僕のお腹は再び膨らみ始め、
1週間後には病院にいった時より大きくなってしまった。
これはいかん!もう一回病院行かなきゃ!
ドクター「あれからどうですか?」
僕「はじめのうちは脂肪も減ってたんですけど、
治ったと思って薬飲まなくなったら一気に戻っちゃったんです。」
D「じゃあもう少し強い薬出しとこうか。
うまく症状をコントロールすることが大事ですからねー。」
ようやく「治らない」というドクターの言葉の意味がわかってきた。
これは大変だぞ…。
一体いつまでこんな病気に悩まされなきゃならないんだ?
うまく付き合っていくって意味わからんし!
一生このまま?そんなの嫌だー!
とまあ、こんな感じの世界なわけですが、肥満は病気ではないし、薬で治すようなものじゃないと知っている僕たちからすれば、ずいぶんとアホらしい茶番に見えるわけです。
病院行く前にジム行けよ、と。
薬飲む前に飯減らせ、と。
アトピーも実はおなじなんですよね。アトピーと肥満は似ている。どちらも“病気”というより“状態”なのです。
アトピー改善アドバイザー
桒野靖士(くわのやすし)
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