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アトピーに感謝なんてせんでよか

 

こんにちは。

アトピー改善アドバイザーの桒野靖士(くわのやすし)です。

 

子供が日に日に大きくなっていきます。

生まれたとき3100グラムだった体重は、3ヶ月で5200グラムまで増えました。

興味の対象もどんどん変化していってて、昨日までウケてたネタが、ぱたっとウケなくなるなんてことも(笑)

 

母乳とミルクだけで、こんなに成長する。

子供を見ていると食べることがこの生命を繋いでいることを、改めて実感しますね。

これから数ヶ月で一気に食のバリエーションが広がります。

カラダへ入ってくる情報量がさらに増えて、カラダも意識も拡大していきます。

どんな変化をしていくのかいまから楽しみです^_^
さて、今日は「感謝」について書いてみます。

 

 

アトピーに感謝できる?僕はムリだなぁ。

 

みなさんにとってアトピーの経験ってどんなものですか?

苦しい、辛い、みじめ。

そんな感じの答えが多いかな。

アトピーそのものへの感情もあるし、アトピーを取り巻く環境や、周囲の人への不満や怒りを感じている方もいるかもしれませんね。

こんなカラダに産んだ親への不満。

医療の頼りなさへの苛立ち。

情報が多すぎて混乱する。

何が本当かわからない。

 

僕も絶賛アトピーだった当時を振り返ると、最悪の気分だったと思います。

何日も眠れなくて、夜中に一人、「もうやめてくれ」とうめき声をあげたことを今でも時々思い出します。

いや、ほんとに苦しかった。

 

で、よく言われるのが、

「そういうネガティブなことばかり考えてると、アトピーは治らない」

みたいな話です。

 

「アトピーで良かったことを考えてみなよ。意外と見つかるはずだから」

「アトピーに感謝すれば自然と消えて行くよ。」

「アトピーさん、ありがとう。ありがとう。」

 

何度こんなコトを言われたか…。

そのたびに、アトピーに感謝できない自分が情けなくなってました。

 

「無理するとすぐ症状に出るから、分りやすくていいよね〜。アトピーに感謝だよね〜。」
「いや、普通に症状出ないほうがいいし。」

ってなる。

…ぐあぁぁ_| ̄|○

 

そもそも、「感謝する」がよくわからなかったんです。

 

「ありがとう」を100万回言うと良いことあるみたいな話もよく聞きましたが、それもなんか気持ち悪くて…。

親にすら別に感謝してなかったしね。

試しに「ありがとう」をたくさん言ってみましたけど、言うたびに感謝してない自分が浮き彫りになって、ココロが空っぽになっていく感じ。

 

「俺は人間としてダメだ」と凹む一方。

 

僕は感謝ができない人間でした。

みなさんはどうですか?

 

 

感謝なんてせんでいい

 

だから、今日はハッキリ言わせてもらおう。

なんかタブー臭いけど、言っちゃう。

 

「感謝?そげなこつせんでんよか!」

(訳:そんなことしなくてもいいよ)

 

しなくていいよ、もう。

アトピーにも親にも友達にも。

だって、アトピーは、僕らに感謝してもらおうと思って出てきたわけじゃないし、親も感謝してもらおうと思って僕らを育てたわけじゃないと思うんです。

少なくとも今僕は、自分の子に感謝してほしいなんて思っていません。

 

それでも、泣いたら抱っこするし、オムツも替えます。

僕が勝手にやってるだけ。

 

それはギブ・アンド・テイクの世界ではなくて、勝手にやってるだけ。

取引や見返りは一切なし。

 

アトピーにいたっては、もはや人じゃないしね(笑)

カラダの機能として自動的に発生した症状なんです。

こっちが感謝したからって、必ずしも消えてくれるものでもないでしょう。

 

それなのに多くの方が、

「なんで俺は感謝できないんだーーー!」

ってもがくという、謎の一人芝居を打ってるんです。

 

そう考えると、なんかアホらしくなってきませんか?

 

そもそも感謝って、しようと思ってもできるもんじゃない気がします。

感謝は「する」もんじゃなくて、「湧いてくる」もの。

 

僕も最近では、感謝の気持ちが湧いてくることが以前より遥かに増えました。

 

こうして好き勝手書いてる文章を喜んで読んでくれる人がいる。

資格も何もない僕の話を遠くから聴きにきてくれる人がいる。

社会的身分や安定を捨てて、好きなことをやってる僕を信じてついてきてくれる家族がいる。

 

これは本当に、嬉しいんです。

心から「ありがとう」って思います。

そうやって湧いてきた感謝をできるだけ言葉にして伝えています。

 

感謝は自然と「湧いてきて」、それを「表現する」だけなんじゃないでしょうか。

さぁ、「感謝しよう」って構えても、出てこない。

「湧いてくる」ものであって、「湧かせる」ものではない。

 

だから、湧くまで待っときゃいいんですよ。

んで、湧いたら表現すればいい。

 

「感謝はせんでいい。湧いたら表現しよう。」

 

そういうものじゃないのかなぁ。

 

 

感謝が湧いてくる体質になるために

 

もし、みなさんが今日の話でモヤモヤがスッキリしているなら、今はみなさんのココロの中に感謝が湧いてきてない時期なのかもしれませんね。

感謝が湧いてくる体質になるためには、「好き」や「◯◯したい」を大切にすることです。

 

さっきね、奥さんがリンゴ食べたいって言うんで、冷蔵庫から出して皮を剥いてあげようとしたんですよ。

そしたら…

 

奥さん
あ、やっぱり待って。さっき飲みかけのジュースあるからこれ飲むわ。

 

ん?リンゴよりジュースを飲みたいの?

 

奥さん
いや、そうじゃないけど。。。

 

リンゴのほうが食べたい?

 

奥さん
…うん。

 

じゃあリンゴ切るね。

 

奥さんは「ジュースがもったいない」っていう理由で、「リンゴ食べたい」をキャンセルしようとしました。

僕もそうだったし、今でもやってしまうんですが、こうやって自分の「好き」や「◯◯したい」を放置してると、なかなか感謝は湧いてこないものです。

 

食べたいものがある。

誰かがそれを持ってきてくれる。

食べる。

美味しい。

ありがとう。

 

これよ、これ!

自然な流れ!(笑)

 

お気に入りのものを部屋に置く

とか

いつもよりちょっと良いものを買ってみる

とかもいいですよね。

 

寄せ鍋に使う豆腐。

いつもは80円のを狙うけど、今日は500円のを使ってみる。

いつもより断然美味しかった!

 

それだけでも、自分の「好き」を優先した経験になります。

 

僕が感謝を感じるのも、自分が好きなことをやってるからだと思います。

多くの人が僕の好きなことを好きと言ってくれる。

ありがたいですよ。

 

でも最初から感謝に満ちてたわけじゃないんです。

ちょっとずつちょっとずつ、自分の好きなことと嫌いなことをより分けて、嫌いなことや義務感でやってることの割合を少なくしていった結果です。

 

もちろん、「ありがとう」をとにかく口にするっていうやり方が好きな方は、それ、やってくださいね。

とても効果的な方法だと思います。

 

ただ、それが、「感謝できない自分へのプレッシャー」になっているようなら、

「感謝はせんでいい。湧いたら表現しよう」

を思い出してもらえてたらいいかなと思います。

 

てことで、みなさん、僕が好き勝手書いてるブログを今日も最後まで読んでくださったんですね。

感謝が湧いてきました^_^

ありがとうございます!!

 

 

 

 

アトピー改善アドバイザー

桒野靖士(くわのやすし)

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

1980年生まれ、大分県出身。 大阪大学卒業後、大手メーカーに経営企画スタッフとして勤務。 入社の数ヶ月後からアトピー性皮膚炎を発症。 2年間ステロイドを使うが改善が見られなかったため、25歳のとき脱ステを決意。 激しいリバウンドの最中に出会った分子栄養学に可能性を感じ、ほぼ独学で学ぶ。 3年間の試行錯誤の末、アトピーの症状はすべて消えた。 しかしその後、ココロの不安定さから人間関係やお金の問題に悩むこと更に3年。 仕事を転々とし、最後は1年間の無職無収入を経験。 自分を変えたいと心理学や感情について独学で学ぶ中で、1冊の本をきっかけに社会復帰。 自分にできることは何かを考えた末、アトピーの体験・知識を伝えることを決意。 アトピー改善アドバイザーとして全国で講演やカウンセリングを行い、「アトピーを味わい尽くすと、人生が変わる」というメッセージを伝えている。