こんにちは。
アトピー改善アドバイザーの桒野靖士(くわのやすし)です。
花粉飛び始めましたね。
僕も軽い花粉症持ちなんで、なんとなく花粉の存在を感じ始めています。
この時期アトピーの人は洗濯物を外に干すと、服に花粉が大量に付着するんで、肌への刺激が酷い。
それで症状が悪化したりするんで、気をつけてくださいね。
乾燥機や部屋干しを上手に使ってください。
さて、最近おもしろい体験をしたんで、ちょっと聞いてもらおうと思ってキーボード叩いてます。
なんと、僕、ステロイドでアトピー治ったんすよ笑
今日はそんな吊革の話。
事の経緯
1年半〜2年くらい前からかな、僕の右足の膝裏にはアトピーが出てました。
全身でその1ヶ所だけ。
まあ、1ヶ所くらいアトピー出てる方が、自分がアトピーだってことを忘れずに済むし、出会うアトピーの人とも仲間意識持てるし、掻いたら気持ちいいし、良いことだらけだったので特段ケアをせずに放置してたわけです。
ところが、現在その場所にアトピーはありません。
またアトピーのまったくない状態に戻っちゃいました。
ちょっと寂しい(´・ω・`)
昨年末から年始にかけて、気管支炎になってたんですよね。
病院では「咳喘息」って診断されて、症状を抑えるための薬を出されました。
まぁ、子供の頃にも喘息あったし、体質的にはそうなってもおかしくないですね。
あまりに咳が酷くて夜眠れなかったので、もらった薬を真面目に使うことにしました。
その名も「シムビコート・タービュヘイラー」。
どっかの国の大統領暗殺に使われたピストルかと思うような名前の薬だけど、これ、吸入用のステロイド剤なんですよ。
口にくわえて思いっきり吸い込むと、必要量が気管支に到達して効果を発揮するという代物。
ガンガン吸ってやったぜ。1回2〜3吸入を朝晩。
そしたら、1週間くらいで咳が減ってきて、2週間後にはかなり楽になってたかな。
完全に症状が収まってからもやめず、1ヶ月くらい続けました。
症状が消えたあともきちんと追い打ちをかけるのがステロイドを使う時のコツらしいので。
これはアトピーの場合も言われるよね。
で、咳はすっかり消えて今は日常生活を普通に送れてるわけですが、それと同時に、あの右足の大切なアトピーもどっか行ってもうた笑
今やそこはすべすべのきめ細かい普通の肌に成り下がってしまったんです。
シムビコートのステロイド含有量で全身に作用するものなのかどうか、薬学的なことはわかりません。
ただ、タイミング的にはこの薬を使った時期と重なるし、これは本人にしかわからないと思うけど、全身に作用していた実感はあります。
全体的に皮膚の感じが変化していたり、吹き出物が出やすくなってたり、そういった微妙なカラダの変化がありました。
そんなこんなで、ステロイドのおかげで僕のアトピーちゃんが消えてしまったんですよ。
なんてことをしてくれたんだ!笑
ステロイドは悪か?
「ステロイドのせいでアトピーが悪化してる 」っていう、薬害の側面ばかりが取り上げられますが、こうしてステロイドの使用をきっかけに、アトピーが消えたという人もおそらく大勢いるんですよね。
僕がたまたまステロイドが合う体質だったんでしょうか?
いえ、そうじゃないんです。
10年前、僕もステロイドを使っていましたが、アトピーが消えることはありませんでした。
てことは、変わったのは僕のカラダなんですよね。
ステロイドは電車やバスの吊革のようなものです。
傾いたカラダが倒れてしまわないように、ちょっと掴むためのもの。
普段電車やバスに乗らない方はイメージしにくいかもしれませんが、少し想像力を働かせて読んで下さいね。
大分の田舎から都会に出てきたとき、驚いたのは電車で立ってることの難しさ。
電車って結構揺れるから、立ってるとかなり揺さぶられるんですよね。
そんな時助かるのが吊革ですよ。
あれをちょいと握ってるだけで、めちゃくちゃ安定感アップ!
もう倒れる気しない^_^
でも、慣れてないと、手を離した途端にまた倒れそうになるわけ。
足腰が弱ってたらなおさら。
でもそのうち、立っとくのに慣れてきます。
膝を柔らかくしとくと安定するとか、力の入れ具合とか、そういうコツもわかってきて、吊革に掴まらなくても立ってられる。
「ヤバっ」ていう時にだけ、さっと掴めば大丈夫。
ステロイドもそんな存在だと思うんです。
僕はステロイドを悪だとは思っていません。
生活の質を向上させてくれる、かなりありがたい存在だと思っています。
ただ、あくまで吊革ですよ。
自分の足腰を鍛えて、コツを掴んでいかないと、常に吊革を掴んでないといけない。
離せばすぐに倒れる。
やっぱりある程度は自分で立つ力が必要なんです。
ステロイド塗っても効果なかった、ステロイド塗って酷くなった、医者はそんなリスクを説明してくれなかった。
そういう事実に腹が立って文句言いたくなることもありますが、その前に「自分のカラダはアトピーをから抜け出す力を備えているだろうか?」ということを問う必要があるんじゃないかな。
ステロイド塗ったからって、必ず症状が酷くなるわけじゃないし、改善に向かう人も多くいる。
てことはステロイドそのものに害があるわけじゃなく、やっぱり僕らのカラダが、重症化に向かっているのか、改善に向かっているのか、その方向が問題なんだと思うんです。
僕の膝裏からアトピーが消えました。
いつでも消える準備ができていたんですね。
ほんのちょっとの傾きを、ステロイドという吊革を掴むことでまっすぐにした。
後は自分の力で真っすぐ立ってられる。
今回の一件ではそんなふうに感じています。
逆に10年前の僕は、常に倒れる方向に向かっていたので、何度吊革を掴んでも、自分の力で真っ直ぐ立つことができなかったわけです。
そう考えると、この10年で僕のカラダもずいぶん変化したもんだと、
改めて嬉しくなります。
てことで、ステロイドがアトピー悪化の元凶だという極端な考え方はさくっと捨てて、フェアな目線で自分のカラダを見つめてみてください。
あ、もちろん、僕もステロイドを手放しで肯定するわけじゃないですよ。
お気軽なステロイドの処方によって、負わなくてもいい症状を負ってしまった人もいるので。
いつか「この人はステロイドが効果的かどうか」を正確に診断する技術が開発されればいいなと願っています。
栄養状態や生活習慣、遺伝子や酵素の活性、コルチゾールの分泌具合を見ればある程度判定できるんじゃないかと思うんですよね。
お医者さんの経験だけに頼る処方はそろそろやめてほしい。
それにしても、アトピー消えたのはほんとに少し寂しいです。
また顔を見せてくれるまで、しばしのお別れですね^_^
アトピー改善アドバイザー
桒野靖士(くわのやすし)
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