出版のお知らせ

2018年11月に初の書籍が出版されました!

カメレオンが目隠しされてても周囲の色に溶け込める理由

 

昨日の美しい月夜とは打って変わって、1時間ほど前からひっきりなしに雷が鳴っています。

昨日のお月さんはきれいでしたね。

うろこ雲を照らして幻想的でした。

スーパームーン。

なんか最近多くないですか?スーパームーンの日(笑)

 

こんにちは。

アトピー改善アドバイザーの桒野靖士(くわのやすし)です。

 

さて、今日は皮膚のお話。

面白い本も紹介します。

 

 

カメレオンは皮膚で「見る」

 

カメレオンは目隠しされていても、自分の皮膚の色を周囲の色に合わせることができるそうです。

彼らは目で見て周囲の色を判断しているのではありません。

実は、皮膚で見ているんです。

色を感知するセンサーが皮膚に埋め込まれていて、自分の周りの色をキャッチします。

そして、皮膚のすぐ下にある、色素細胞が反応して色が変わります。

だから、目が見えていようが、目隠しされていようが、関係ないんです。

 

ちなみにカメレオンの皮膚は「透明」なんだそうです。

その下に色素細胞が並んでいて、その色が見えてるだけです。だからもし色素細胞がなかったら、内臓丸見えの気持ち悪い生き物になります(笑)

 

脱線しましたが、カメレオンは皮膚で色を見ることができます。

実は、人間もそれに近いことをやっている可能性があるんです。

 

 

皮膚は情報処理器官

 

皮膚はただカラダの表面を覆っているだけではなく、いろんなことを「感じて」いて、いろんなことを「考えて」います。

 

例えば、色。

皮膚は色を感じることができると言われています。

赤い紙と青い紙を用意し、目隠しした状態で、一枚ずつ手のひらで触ります。

すると、正確な数字は忘れましたが、7割近くの人が今触っているのが何色の紙かを言い当てるんです。

皮膚は色を「見て」います。

 

皮膚は音だって聴いています。

花火の振動はカラダで感じますよね。

あの振動がないと、少し寂しいです。

それと同じで、耳では聴き取れないようなとても低い音、とても高い音を皮膚が振動として感知しているわけです。

コンサートホールで聴く生のオーケストラは格別ですが、それも皮膚で「聴いて」いるということかもしれません。

 

臭いも感じているかもしれません。

学生時代に友達が激辛カレーを作ったというので、食べに行ったんですが、そいつの部屋に入った瞬間、肌がヒリヒリするような感覚がありました。

まあ、臭いというより、唐辛子のカプサイシンによる刺激ですけどね。

空気中を漂う成分の刺激も感知できるということです。

 

他にも、

温度を感じ、

痛みを感じ、

痒みを感じ、

風を感じ、

雰囲気を感じ、

迫力を感じ、

危険を感じ、

霊の存在を感じ。。。

 

「肌で感じる」ことというのはたくさんあるわけです。

 

肌で触れた感触はいろんな感情を呼び起こします。

赤ちゃんの肌を触るとリラックスし、昆虫の脚や羽のようなものは不快に感じたりします。

肌と肌が触れ合うことで、親密になったり、気分が落ち着いたりします。

 

陸上に住む哺乳類で、こんなに毛が少ないのは人間くらいのものです。

人間が毛を脱いでしまったのは、こういう感情的なコミュニケーションをより深めるためだったのかもしれませんね。

 

また、皮膚は、内側と外側の境界線、自分と他人の境界線です。

そんな境界線がボロボロになっていくアトピーは、言葉に出せない想いを、周囲の人にわかってもらいたいということの「表現」だという考え方もありますよね。

 

もっと構って。

もっと大切に扱って。

私を見て。

僕を見て。

話したいことがたくさんあるの。

 

皮膚を壊してまで求めるんですよ、僕らは。

 

とにかく皮膚は、それはそれは複雑で膨大な情報を受け取る、巨大な「情報処理器官」だということです。

 

最後にこの本、とても面白かったので、オススメします。

 

皮膚をただの「皮」と捉えるだけでなく、人間の本質を支える、深みのあるパーツだと捉えることで、アトピーのことも少し違った視点から眺めることができるようになるかも知れませんよ。

 

 

 

 

アトピー改善アドバイザー

桒野靖士(くわのやすし)

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

1980年生まれ、大分県出身。 大阪大学卒業後、大手メーカーに経営企画スタッフとして勤務。 入社の数ヶ月後からアトピー性皮膚炎を発症。 2年間ステロイドを使うが改善が見られなかったため、25歳のとき脱ステを決意。 激しいリバウンドの最中に出会った分子栄養学に可能性を感じ、ほぼ独学で学ぶ。 3年間の試行錯誤の末、アトピーの症状はすべて消えた。 しかしその後、ココロの不安定さから人間関係やお金の問題に悩むこと更に3年。 仕事を転々とし、最後は1年間の無職無収入を経験。 自分を変えたいと心理学や感情について独学で学ぶ中で、1冊の本をきっかけに社会復帰。 自分にできることは何かを考えた末、アトピーの体験・知識を伝えることを決意。 アトピー改善アドバイザーとして全国で講演やカウンセリングを行い、「アトピーを味わい尽くすと、人生が変わる」というメッセージを伝えている。