保湿とは皮膚を「耕す」ってことなんだ

こんにちは。

アトピー改善アドバイザーの桑野やすしです。

 

お久しぶりっす。

ちょっと最近、脳がプログラマ仕様になってまして、あまり文章を書くモードにならなかったんです。

そろそろセミナーもやろうと思ってますが、3月後半〜4月くらいになりそうです。

ただ最近、お伝えしたい内容が増えてきて、現状の4時間のセミナーではお伝えしきれない部分があるんですよね〜。

なので今年は、複数回に分けて連続講座としてやってみようかと思ってます。

また、コンテンツがある程度まとまったらメルマガでお知らせしますね。

 

あ、そうそう、6月にリフレクソロジーサロン「Aries(アリーズ)」様の主催で富山県でセミナーを開催します。

午前中に栄養学のセミナー、午後はアトピー相談会です。

北陸地方では初めての開催となるので、お近くの方はぜひお集まりくださいね。

 

6/4 栄養でカラダが変わることが腑に落ちるセミナー

http://www.reservestock.jp/events/171059

6/4 アトピー相談会

http://www.reservestock.jp/events/171088

 

さて、今日は改めて保湿について。

なぜ畑?その理由は後半で^_^

皮膚の構造

アトピーの症状にもいろいろあるけど、ゴワゴワの固い皮膚が出来上がっている方や鮫肌のようなザラザラした皮膚になっている方は、今日の話、特に重要かもしれません。

皮膚って新陳代謝してますよね。

皮膚が固い、乾いてすぐ剥がれるっていうのは、この新陳代謝がスムーズに行えていないと考えられます。

皮膚は表面から順に、

  • 表皮
  • 真皮
  • 皮下組織

と大きく分けて3層になっています。

新陳代謝が起こっているのは最も表面の「表皮」です。

 

表皮の最下層、つまり表皮と真皮の境目には、表皮幹細胞という細胞がいて、新しい表皮細胞をせっせと作り出しています。

表皮細胞は働き蜂、表皮幹細胞は女王蜂のような関係ですね。

呼び名は「幹」が入るか入らないかだけの違いですが、全く機能が違うんです。

 

皮膚のターンオーバーは28日周期とかって聞いたことあると思いますが、あれは表皮細胞が生まれてから垢として落ちていくまでの期間のことを言っています。

表皮細胞は最初は生きた状態で生まれますが、皮膚表面に上がっていく間に死んでしまいます。

死んだ表皮細胞は中身が染み出し、潰れて平べったいタイルのようになります。

染み出した中身は皮脂になり、特に重要な成分がセラミドです。

平べったいタイル状になることを「角化」と言います。

イクラを潰してみるとイメージ掴めるかも笑

中身がプチュっと出てきて、皮がぺちゃんこになるでしょ?あんな感じ。

 

働き蜂である表皮細胞はある意味「捨て駒」なので1ヶ月もすれば役割を終えてカラダから去っていきます。

でもそのときにはすでに次の捨て駒が生まれているので、皮膚はずっとカラダの表面を覆ったままでいられるということですね。

 

実は、「表皮」と「真皮&皮下組織」は、一つの皮膚という臓器を構成するメンバーでありながら、その成り立ちからして別物です。

真皮や皮下組織は筋肉の仲間で、肌の弾力を保ったり、筋肉と皮膚をつなぎとめたりする役割を持っています。

一方表皮は、脳や神経、感覚器(目、鼻、耳など)の仲間です。

外界とカラダ間に境界線を張るという物理的な働きと同時に、外界の情報をキャッチするアンテナやセンサーとしての役割も担っています。

表皮はカラダにとってものすごく重要な器官なので、簡単に壊れないように、ひたすら働き蜂を生産して途切れないようにしているわけね。

 

アトピー改善の最終的なゴールは、この表皮の再建だと思います。

アトピーは強い炎症が長続きするし、どうしても自分の手で掻いてしまうので、表皮は激しく破壊されますよね。

なので表皮幹細胞は新陳代謝の速度を早め、どんどん表皮細胞を作り出して下から押し上げていきます。

 

生産スピードが上がるので、捨てるスピードが追いつかず、皮膚表面に角化した表皮細胞が溜まります。

こうして、アトピーの人に多い、分厚くて固い表皮の出来上がり。

ざっというとこんな感じで、アトピーの人特有の皮膚が作られています。

 

大切なのは皮膚の柔らかさ

最近セミナーで丁寧にお伝えしているのが、保湿のやり方です。

僕は、保湿を1日に5〜6回やってました。

アトピーの肌は信じられないくらいの速さで乾燥していくので、皮膚のバリアを24時間張り続けるためには、このくらいの回数が必要だと思ったからです。

実はこの保湿、皮膚にバリアを張るということと同時に、もう一つ超重要な役割があるんです。

 

それは「皮膚を柔らかくする」こと。

 

これは僕の感覚の話で、まだしっかりとしたエビデンスを見つけられていないんですが、分厚く、硬くなった皮膚では、新陳代謝が止まってしまうと考えています。

女王蜂である表皮幹細胞が働き蜂を生み出すためには、表皮幹細胞に栄養が届かなければなりません。

細胞は材料さえ貰えれば黙々と仕事をしますが、材料が来なかったら全く働けないものです。

 

皮膚は本来柔らかく、ある程度伸び縮みしますよね。

そのおかげで血管をからしみ出た栄養素が、ちゃんと表皮幹細胞まで届くんです。

しかし、表面を硬い角質で覆われてしまうとこの伸び縮みが自由にできないので、栄養の通り道が開きません。

そのため、表皮幹細胞まで栄養が届かず、働き蜂である表皮細胞を生み出せない。

 

更に、ひどく乾燥しているので、余計に栄養が届きません。

多くの栄養は水に溶けることによって体の隅々へ行き渡るんです。

水のないところへはたどり着けません。

 

こうして、「なかなか変われない皮膚」になってしまう。

こういうことがアトピーの人の皮膚で起こっているんじゃないかと思います。

だから、硬くなった皮膚をほぐして、柔らかくしてあげたいわけ。

 

僕が、保湿大事よ!って何度もいうのは、しっかりバリアを張ってほしいのと、皮膚を柔らかくしてほしいから。

2つの理由があるってことです。

 

土を耕すように

「皮膚の再生は農業です。」

名言出ました笑

 

真皮という土に、表皮幹細胞という種がある。

これをいかに発芽させるか。

そのために皮膚を柔らかく耕し、水分を絶やさないようにする。

肥料をしっかり与える。

 

手間暇がかかり、それでもすぐに結果が出るわけじゃない。

種が今どうなっているか見えない。

うまくいってるかどうかわからないけど、手入れをやめるわけにはいけない。

やり続けても100%発芽するとは限らないけど、やめれば発芽の確率は0%。

 

そんな割に合わない地道な作業です。

僕たちはこういう「農業」をやろうとしているわけ。

 

だからほんとに丁寧にやってみて。

なめたらあかんよ。

 

化粧水をたっぷり、滴るくらい。

それを時間をかけて肌に押し込む。

塗るんじゃない。

ぐぅぐぅと押し込む。

 

毛穴の向きを良く見てみて。

毛って皮膚から垂直に生えてるわけじゃない。

ちょっと斜め。

その斜めの角度に合わせて押し込むと、浸透しやすいですよ。

 

十分浸透して水っぽさがなくなったら、その上から乳液やクリームをこれもたっぷり。

白くべったりなるくらい。

それをまたぐぅぐぅと押し込む。

ベタベタ感、ヌルヌル感がなくなるまで。

 

この押しこむ動作がマッサージになって、皮膚を柔らかく仕上げてくれます。

土を耕すように、時間をかけて、丁寧に。

 

100%自分のための時間です。

誰にも邪魔させない。

朝、少し寝坊して、保湿してたら会社に遅刻する。

そんなときも僕は遅刻してでも保湿する方を選んでました。

今まで他人を優先して、期待に応えようと生きてきたんだから、アトピーに向き合うこの時間くらいは、自分を優先してもいいじゃない。

 

あと、栄養ね。

タンパク質は量にこだわって摂ってくださいね。

プロテインが有効だと思います。

 

ビタミンAやD、B2、B12、ビオチン辺りが皮膚を作るのに特に必要なビタミンです。

ミネラルは亜鉛、マグネシウム、鉄が必須。

僕はマルチビタミン&ミネラルのサプリを使いました。

もちろん食事で頑張ってもいいです。

 

腸内環境整えて、栄養がちゃんと入ってくるようにしましょう。

その第一歩はよく噛むことです。

噛まなきゃ始まらないよ。

 

そうやって、表皮幹細胞という種が、芽を出すまで地道に続けましょう。

ある日ポンと芽が出るから。

「となりのトトロ」の発芽のシーン。

あれです^_^

 

柔らかく、水分を含んだ肌。

潤沢な栄養。

 

こういう環境を作ってあげると、表皮幹細胞までしっかり栄養が届いて、材料を受け取った細胞はちゃんと仕事をします。

新しい皮膚を下からぐいぐい作り始めます。

 

荒れ地を畑にする大変さを想像してみてください。

それを今やろうとしているんです。

 

アトピーになったのは自分のせいでもなんでもないのに、なんでこんなきつい仕事させられなきゃならんの?って思うかもしれんけど、もうしゃあないやん。

自然災害みたいなもんです。

誰のせいでもないけど火の粉が降りかかることがあるっちゅうこと。

 

地道に、カラダの法則に沿って、良い土を作ってください。

「耕す」と言う感覚、忘れないでくださいねー。

 

 

 

 

アトピー改善アドバイザー

桒野靖士(くわのやすし)

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

1980年生まれ、大分県出身。 大阪大学卒業後、大手メーカーに経営企画スタッフとして勤務。 入社の数ヶ月後からアトピー性皮膚炎を発症。 2年間ステロイドを使うが改善が見られなかったため、25歳のとき脱ステを決意。 激しいリバウンドの最中に出会った分子栄養学に可能性を感じ、ほぼ独学で学ぶ。 3年間の試行錯誤の末、アトピーの症状はすべて消えた。 しかしその後、ココロの不安定さから人間関係やお金の問題に悩むこと更に3年。 仕事を転々とし、最後は1年間の無職無収入を経験。 自分を変えたいと心理学や感情について独学で学ぶ中で、1冊の本をきっかけに社会復帰。 自分にできることは何かを考えた末、アトピーの体験・知識を伝えることを決意。 アトピー改善アドバイザーとして全国で講演やカウンセリングを行い、「アトピーを味わい尽くすと、人生が変わる」というメッセージを伝えている。