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2018年11月に初の書籍が出版されました!

アトピー肌に塩素は大敵か?

すっかりお正月感も抜けて、みなさんも日常に戻られている頃でしょうか?明日の日本は今年一番の寒さになりそうです。体調崩されないようにお気をつけください☆

こんにちは。

アトピー改善アドバイザーの桒野靖士(くわのやすし)です。

わざわざ「日本は」と書いたのは、最近のアクセスログを見ると、このブログを海外から読まれている方もちらほらいらっしゃるからです。インターネットってすごいですね~。

さて、寒い冬にはゆっくりお風呂に浸かりたいって方も多いでしょう。今日はお風呂のお話です。

 

アトピーの酷い方は、温まると痒くなるし、お風呂あがりは急激に乾燥するし、入りたくないって方もいるかもしれませんね。

でも僕は、シャワーだけでも浴びるのがいいんじゃないかと考えています。1日置きや2日置きとかでもよいので。

炎症の酷い皮膚にとって最も怖いのは「感染」です。僕も一度、黄色ブドウ球菌に感染しました。あれはひどかったですね。過去最大級のジュクジュクで、痒みもハンパなかったです。

脱ステ中だったんですが、さすがにステロイドなしでは手に負えないということで、点滴で投与して、なんとか抑えました。えらい目にあいましたよ。

なので、お風呂やシャワーで肌を清潔に保つというのはアトピーだからこそ大切なことじゃないかと思うんです。

ところが、一つ問題が。。。「残留塩素」というやつです。これが肌に悪影響をおよぼすという噂は、みなさんも耳にしたことがあるのではないでしょうか?

今日は何が皮膚を傷つけるのかを考えてみましょう。

 

塩素の役割

なんでカラダに悪いって言われている塩素が、水道水に入っているのでしょうか?それは、菌や微生物の繁殖を抑えるため。

発展途上国と言われるような国に行ったことのある方なら、そこの水を飲んでえらい目にあったことがあるのではないでしょうか?日本の水を飲んでもそんなことにならないのは、浄水設備が高性能であることと、水道水に塩素が含まれているからです。

塩素は物質を「酸化」させる力を持っています。菌や微生物は、塩素の酸化力によって細胞膜を破壊され、勢力を失います。なので、病原菌が僕達のカラダの中に入ってくるリスクがめちゃくちゃ低くなっていて、蛇口をひねっただけで安心・安全な水を飲めるというわけです。

一昔前は多くの方が感染症で亡くなっていたことを考えると、本当にありがたいことですよね。

 

肌へのダメージ

しかし、全ての物事には裏と表、光と影があるものです。

安心して水を飲めるようになった反面、その酸化力によって、僕達の皮膚もダメージを受けてしまいます。

「酸化」というのは、物の性質をすっかり変えてしまいます。

「新品の釘」と「錆びた釘」。同じ釘なのに、新品の方は金づちで叩くとぐんぐん刺さっていくのに対し、錆びた釘は叩いた瞬間に粉々に崩れてしまいます。「錆びた釘」=「酸化した釘」です。

酸化すると、

固かったのもがもろくなったり、

しなやかだったものが硬直したり、

伸びていたものが伸びなくなったり、

つながっていたものが離れたり、

鮮やかだった色がくすんだり、

通過できていたものが通過できなくなったりするんです。

つまり、酸化力をもった「塩素」に触れると、物質はガラリと変化するってことです。

 

菌もガラリと変化したので、その力を失いました。

皮膚もガラリと変化して、そのバリア機能を失うんですね。

 

もちろん、健康な人の皮膚であれば水道水程度の薄い塩素ではびくともしません。多少のダメージは寝てる間に修復されます。でも、アトピーの人のボロボロの肌にはどうなんでしょう?

僕の体感からすると、プールに入った時や都心のホテルのシャワーを浴びた時と、実家の井戸水のお風呂に入った時では、皮膚のつっぱり方や乾燥の度合いにかなりの違いがありました。

やっぱり、もともと弱ったアトピー肌にとって、塩素のダメージは無視できないものであるような気がします。

ただ、具体的に皮膚がどう変化しているのかを説明できるほど、僕も化学に詳しくないので、実際どんな悪影響があるのかを示すことができません。

ネットで検索しても、感情的に塩素の恐怖を訴えているページか、化学に詳しい人がマニアックに塩素の殺菌作用を説明したページくらいしか出てこないので、あまり参考になりませんでした。。。

なので、塩素の影響度合いについては、自分の感覚で、塩素が強い時とそうでない時で、肌の感じがどう変わるのかを観察してみるしかないでしょうね。

塩素によって皮膚がダメージを受けている感じがする人は、少し対策をとってみるのもよいと思います。

 

塩素を除去する方法

(1)シャワーの場合

シャワーの場合は、塩素除去機能のついたシャワーヘッドに変えるのが手っ取り早いでしょう。

我が家では今でも使っています。効果をはっきりとは体感していませんが、念のためです(笑)なんとなくお湯が柔らかくなった気がしますから、それで満足です(^_^)

(2)湯船の場合

湯船の場合はビタミンCを使うのが簡単なのでオススメです。

薬局に行って「アスコルビン酸の原末をください。」と伝えてください。ビタミンC100%の粉末を出してくれるはずです。「アスコルビン酸」とはビタミンCの正式名称です。

お、Amazonでも買えるんだ。便利な世の中になったものです。

これを0.5~1g入れるだけで、湯船全体の塩素は見事に消えます。200gも買っておけば、うまくいくと1年以上もつので、コストも気にならないでしょう。あ、湿気に弱いので、ご注意を。

 

よさ気なことはやってみる

今ではずいぶん皮膚が頑丈になったので残留塩素を気にする必要もなくなりましたが、アトピー脱出中の頃はせっせとこの粉を湯船に入れてました。

まあ、それをやったことで、実際どれくらいプラスの効果があったのかは正直わかりません。でも、そういうマメな努力による、小さな変化が積み重なって、アトピーから抜け出すことができたんだと思うんですよね。

意味あるかないか、わからないけどやってみよう。そしたら、なんかよくわからんけど、うまくいった。それでイイんじゃないでしょうか?(笑)

塩素が気になる人はやってみてくださいね。

 

 

 

 

アトピー改善アドバイザー

桒野靖士(くわのやすし)

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

1980年生まれ、大分県出身。 大阪大学卒業後、大手メーカーに経営企画スタッフとして勤務。 入社の数ヶ月後からアトピー性皮膚炎を発症。 2年間ステロイドを使うが改善が見られなかったため、25歳のとき脱ステを決意。 激しいリバウンドの最中に出会った分子栄養学に可能性を感じ、ほぼ独学で学ぶ。 3年間の試行錯誤の末、アトピーの症状はすべて消えた。 しかしその後、ココロの不安定さから人間関係やお金の問題に悩むこと更に3年。 仕事を転々とし、最後は1年間の無職無収入を経験。 自分を変えたいと心理学や感情について独学で学ぶ中で、1冊の本をきっかけに社会復帰。 自分にできることは何かを考えた末、アトピーの体験・知識を伝えることを決意。 アトピー改善アドバイザーとして全国で講演やカウンセリングを行い、「アトピーを味わい尽くすと、人生が変わる」というメッセージを伝えている。