こんにちは。
アトピー改善アドバイザーの桒野靖士(くわのやすし)です。
先日、友人のご招待で、cenci(チェンチ)というイタリアンにいきました。
今、京都で最も予約の取れないお店の一つなんですが、もうね、素晴らしいの一言でしたよ。
素材はすべて国産にこだわって、旬のものを丁寧に調理してくれます。
お店は地下にあるんですが、オーナーとスタッフ自ら穴を掘ってお店を作ったとのこと。
こだわりがハンパない!
ココロのこもったおもてなしと料理に、贅沢な時間を過ごさせていただきました。
みなさんんも機会があったらぜひ行ってみてください!
centi チェンチ
マクロビオティックってなんぞ?
さて、料理繋がりで、今日はマクロビの話でもしましょう。
メルマガでは先日からご案内してるんですが、ブログでは告知してなかったですね。
4/29~5/1の2泊3日で
というセミナー合宿を開催します。
その会場となっている「TAOリトリート&カフェ」も素晴らしいマクロビの料理を提供してくれます。
みなさんはマクロビのことどのくらいご存知でしょうか?
僕はマクロビの専門家ではないですが、食や栄養について学んでいると、必ずと言っていいほど耳にするので、少しは知識を持つようになりました。
「マクロビオティック」略して「マクロビ」。
玄米菜食を中心とした食事法です。
玄米と野菜をたくさん食べるってことね。
お肉やお魚を食べる量はかなり少ないです。
肉や魚を摂らない分、タンパク源として大豆を多く食べます。
味付けも素材の味を大切にして、調味料は少なめ。
現代の食事に慣れている人にとってはかなり薄めの味付けです。
自然食や有機食材を進める食事法はいろいろありますが、ここまで世界的に受け入れられているものは他にないでしょう。
「マクロビオティック」と英語っぽい名前がついていますが、日本が発祥です。
和食がベースなんです。
ただ、単に「和食を食べよう」ではなく、使う食材、穀物・野菜・肉・魚などを摂る比率、体質に合わせた食材選びまで、かなり細かく追求されています。
東洋医学にもとづいているので、陰陽五行(陰と陽、木火土金水の五行に食材を当てはめる)や身土不二(しんどふじ:土地と人を一つのものとして捉える)、 一物全体(いちぶつぜんたい:食材まるごと、いのちをいただく)などの考え方がベースにあります。
カラダを冷やす食材と温める食材を使い分けるとか、人間の歯は肉を食べるための歯(犬歯)よりも穀物をすりつぶすための歯(臼歯)の方が多いから人間は穀物主食、肉は少しがちょうどいいとか、そういう視点も東洋医学的ですよね。
そういう東洋的なエキゾチックな雰囲気もウケたのでしょう、ヨーロッパやアメリカでかなり広まっているようです。
マドンナやトム・クルーズがマクロビを取り入れているという話を聴いたことのある方もおられるでしょう。
日本にはそこからの逆輸入のような形で広がってきていて、マクロビ食を提供するカフェなども、増えてきていますね。
まあ、なんせカラダにいいってことで、流行ってる食事法です。
ちなみに僕は自分の食事には取り入れてません。
否定してるわけではないんですが、僕はどちらかというと野菜嫌いなので、マクロビを楽しく続けることができないんです(笑)
食事は楽しくないとねぇ^_^
マクロビでアトピーから抜け出せるか?
アトピーの人がマクロビに取り組むケースは非常に多いです。
あ、先に言っておきますが、このブログの読んでいる方の中には、マクロビの実践者、指導者の方もおられると思います。
そういう方にとってはもしかしたら気に食わないことを書いているかもしれません。
受け取るのがしんどかったら、読まんといてください。
で、アトピーの人でマクロビを実践する人はたくさんいるわけですが、アトピーから抜け出すために食生活を改善しようとする時、最初に目についたのがマクロビだったという方が多いのでしょうね。
マクロビ教室に通ったりして、みなさん頑張っています。
実際にアトピーが消えていったという報告もたくさんあるわけですよ。
食事を変えればカラダは確実に変わります。
期待通りに変わるかどうかは置いといて、なんらかの変化は必ず起こるのね。
マクロビは、普通の日本人の食生活とはまったく別物です。
食への意識が格段に高い。
カラダに入ってくるものがガラッと変わるわけです。
だから、当然アトピーが良くなっていく人もたくさんいるというわけです。
じゃあ、みんないい結果ばかりかというと、どうもそうではなくて、僕のところへ相談に来られた方の中には、
げっそりやせ細ってしまった方、
アトピーは消えたけど別の病気になってしまった方、
20代で生理が止まった女性の方、
食事への制限が厳しすぎてストレスを抱えてしまった方など、
やめといたほうが良かったね…って方がいるというのも事実です。
マクロビの弊害だなぁと思うのは、「制限」です。
肉を食べてはいけない、
魚を食べてはいけない、
卵も食べてはいけない、
玄米を食べなければならない…
そういうルールに縛られてしまって、自由な食事ができなくなっていく。
その結果、過度の栄養不足に陥ってカラダに不調が現れる。
栄養失調ですね。
マクロビはとても奥が深く、全体として完成された食事法です。
ある意味、哲学と言ってもいいかもしれません。
食を通じて「生き方」を整えていくというくらいの深さがあります。
取り組むならそれくらいの覚悟で学ぶ必要があります。
中途半端にやってしまうと、栄養失調に繋がることもあるということですね。
やるならしっかりと学んでください。
マクロビをきちんと学んで、生活の一部として取り組むことができれば、カラダの質を変えることもできるものでしょう。
きっとそれは多くの食事法にも言えることだと思います。
もし、すでに実践中で、体調が崩れている感じがする方は、一旦マクロビから離れてみることをおすすめします。
多くの場合、極端にタンパク質が不足しているので、肉や魚、卵、大豆等をバランスよく、よく噛んで食べてみてください。
今の不調が軽くなるケースが多いです。
不安なら一度ご相談くださいね。
「正しいか間違っているか」に偏らないこと
マクロビをはじめ、自然食やベジタリアン、ビーガンなどの食事法を実践している方と話していて感じるのですが、現代人の普通の食事は「悪い食」で、「正しい食」を実践することで健康になるんだという考え方を押し付けてくる方が少なからずいます。
僕はこれ、好きじゃない。
多くの人が「食」に対して無関心で、
空腹を満たすためだけのファーストフードに流れてたり、
濃い味付けのものしか食べてなかったり、
肉食が多すぎたり、
小麦や砂糖のように当たり前のように食べているものが知らないうちにカラダに負担をかけてたり、
そういうのも事実です。
マクロビが素晴らしい考え方であることも、取り入れることでカラダが整っていくことも理解できます。
でもそれを「善」か「悪」かで見るようになってしまうと、マクロビ以外の食事をしている人を許せなくなってきてしまうし、マクロビをきちんと実践できてないない自分を許せなくなってしまいます。
別にどちらが正しい訳でもなく、「うちはうち、よそはよそ」ってだけ。
すべて「選択」なんです。
ファーストフード、欧米食、和食、中医営養学、マクロビ、ベジ、ビーガン。
いろんな選択肢がある中で、自分はこれを選んでる。
僕は分子栄養学的な考え方を取り入れて食生活が大きく乱れるのを防いでいます。
アトピーから抜け出すのにも効果的だったと思っています。
でも、マクロビを否定するつもりはないし(いや、正直に言うと一時期は否定してました 笑)、マクロビ実践者の方から学ぶことは好きです。
僕が親しくして頂いてるマクロビ実践者の方はみなさんとても懐が深く、マクロビが「正しい食」だとは言いませんしね。
ただ、全体をよく知ったうえで「選ぶ」ことが大切なんです。
だから、しっかり学びましょう。
マクロビってなんなのか?
どんな人がどんな考え方で生み出したのか?
なぜ肉を少なめにするのか?
なぜ玄米なのか?
家庭で実践するためにはどうすればよいのか?
実践するとなったら考えるべきこと、覚えるべきことがたくさんあると思います。
4/29からのアトピー合宿の宿泊先である、TAOリトリート&カフェではマクロビオティック料理講師「北里洋子」先生によって丁寧に作られたお料理をいただけます。
こちらの動画をご覧下さい^_^
洋子先生の料理教室の紹介ムービーです。
料理をしているだけなのに、なにか伝わってくるものがある、不思議な動画です。
北里洋子(きたざとひろこ)さん
通称:ひろこせんせい
1945年熊本県阿蘇郡小国町出身。
長年に渡り生協にて健康、環境、平和活動に取り組む。
元コープくまもと学校生協理事長。
久司道夫認定国際マクロビオティック料理講師として福岡岩田屋コミュニティカレッジ等にてマクロビオティッククッキングクラスを担当。
現在、TAO食育菜園で無農薬自然農を実践しながら「医食農同源」をコンセプトに食エコロジーを追求している。
日本習字師範・未生流華道師範。
著書「北里洋子の元気になる菊芋レシピ」
マクロビでアトピーが改善できるのかなど、お話も聞いてみたいですね。
マクロビを体験し、学ぶよい機会になると思います。
大自然の中で、土のエネルギーをたっぷり吸収した素材の味を楽しみたいと思います^_^
TAOリトリートでの合宿に興味のある方はこちらのイベントページをご覧ください。
阿蘇の自然に触れながらアトピーについて2泊3日で学ぶ会
アトピー改善アドバイザー
桒野靖士(くわのやすし)
アトピーの全体像がわかるメール講座
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全7回+1回のメールが毎日1通ずつ届きます。
- 第1の側面:アレルギー体質 Part1
- 第1の側面:アレルギー体質 Part2
- 第2の側面:炎症体質
- 第3の側面:乾燥肌・敏感肌
- 第4の側面:腸内環境
- 第5の側面:副腎疲労
- 第6の側面:メンタル
- 番外編:僕が29歳年収3万円のうつ状態から這い上がってきた話
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