先日、TVで中村勘三郎さんの一周忌ドキュメンタリー番組が放映されていました。
なんか、感動したのか、悲しくなったのか、ボロボロ泣いてしまって、一緒に見ていた奥さんに珍しがられました。
こんにちは。
アトピー改善アドバイザーの桒野靖士(くわのやすし)です。
僕はこれまでテレビや映画や小説などで、涙を流すことはほとんどなかったんです。泣けないことがちょっとだけコンプレックスでもありました。なんか冷たい人みたいじゃないですか(笑)
でも、ここ半年くらいで、急に涙もろくなってしまって。
なんなんでしょうね?人の感情を通過させることができるようになった感じです。以前は自分の鼓膜や網膜のところで、感情の部分だけをフィルタリングしていたような気がしますが、そのフィルタが急になくなって、素通りしてくるようになったような感じ。
歳なんでしょうか?(笑)
みなさんはそんな経験ありますか?
僕のセミナーを聴いたことのある方や、ブログの読者の方からよく「わかりやすい」という評価をいただくことがあります。
僕は「わかりやすさ」よりも、ハッとする気づきとかホッとする癒しとか、そういうことをお届けすることに憧れているんですが、「わかりやすい」というお褒めの言葉がダントツに多いんです。
「わかりやすさ」という才能を使って活躍している有名人に、池上彰さんがいます。彼の説明もとてもわかりやすいですよね。なんとなく聴いたことあるけど、その意味や重要性はよくわからないっていうような事柄って誰しもあるもので、そのことについて納得のいく説明を受けると、快感すら感じます。
今日はアトピーとはあまり関係ありませんが、僕が物事をわかりやすく伝えるために心がけていることを少しだけ公開してみようと思います。何かのお役に立つかもしれません。
思考停止ワードに気をつける
意味の分からない言葉を使うとどこか居心地が悪くなります。
アトピーについて話すときによく使う言葉の中にも意味不明語はたくさんあります。
- ストレス
- 免疫力
- 毒素
- デトックス
- 冷え
などなど。
え?これのどこが意味不明語?って思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。意味不明語というより、「思考停止ワード」だと思うんです。
これらの言葉を説明の中に入れると、なんとなく説得力のある文章になるんですよね。お医者さんの中には、「おそらくストレスが原因ですね。」ということを頻繁に診断に使う方がいます。で、患者さんも「あ~、やっぱりねぇ。」って言って、納得して帰っていきます。
でも、よく考えると、「ストレス」という言葉の意味をご存知なのでしょうか?
なぜストレスがかかると病気になるんでしょうか?
なぜストレスが原因でアトピーになるんでしょうか?
そこが曖昧なまま説明し、そこが曖昧なまま納得してしまってるところがあるんじゃないでしょうか?
それなのに、「あ~、なるほど」ってなる。そこで思考がストップするので、「思考停止ワード」です。
僕は、これらの言葉を説明に使うことはほとんどありません。使うのは、その言葉が何を意味するのかを、別の言葉で、自分の言葉で説明できる時だけです。
ちなみに「ストレス」という言葉については、僕も自分の言葉で説明ができるので、ある程度の自信を持って説明の中に使うことができます。なぜストレスでアトピーがひどくなるかについて僕の考えをまとめたことがあるので、こちらの記事を読んでみてください。
僕はこの思考停止ワードに敏感になったおかげで、「あれ?この言葉の意味ってなんだろう?」って、疑問を持つようになりました。
そして、いろいろ考えて調べていくと、「あ~、そういうことか!」って余裕で納得できる瞬間が来ます。それが、説明に使えるネタなんです。
それに加えて、僕は、余裕で納得した言葉以外は使わないと決めてるので、わかりやすい説明だけが出てくるようになっているんです。
ついつい知ったかぶって、納得できていない言葉を使ってしまうことがありますが、その時はずいぶん冷や汗をかいています(笑)
たとえ話の発想法
僕の説明に彩りを添えている(?)のが「たとえ話」です。自分で言うのもなんですが、たとえ話のうまさには定評があるんですよね。ありがとうございます(笑)
僕がどうやってたとえ話を考えているかというと「踏み台昇降発想法」です。はい、たった今、命名しました(笑)
物事には、詳しい情報と、ぼんやりした情報があります。たとえ話を考えるとき、僕は「ぼんやりした情報」に注目します。
例えば、僕はアトピーから抜け出すというのは、「治療」というより「ダイエット」に近いという話をします。
アトピーをダイエットにたとえるわけですが、この時もまずは、アトピーの「ぼんやりした情報」を探します。
- 病院では治せないことが多い
- 生活習慣を変えることで成果が出る
- 本人の意志がないと改善に向かわない
- 周りからやいやい言われるのが鬱陶しい
- 情報が氾濫している
みたいな感じです。
これだけを読んでもアトピーのことだとはわからないですよね。でも、すべてアトピーの特徴を言ってます。こういうのが「ぼんやりした情報」です。ぼんやりした情報に注目することを「抽象化」といいます。
抽象的な情報をかき集めると、同じ特徴を持ったものを見つけるのが簡単になります。
病院では治せなくて、本人の意志で生活習慣を変えないと成果が出ないものって何?
って考えると、「あ、ダイエットだ!」って気づく。そうすると、アトピーとダイエットって似てるよねっていう話ができるようになります。
抽象的な情報から、何か一つの事柄をみつけることを、「具体化」と言います。
抽象化すると視野が広くなるんですよね。一段高いところから見下ろす感じ。んで、具体化することでまた低いところへ戻ってくる。まさに、踏み台昇降運動みたいでしょ?
だから「踏み台昇降発想法」です。
このネーミングも、抽象化と具体化、一段上がって一段下がるっていう法則で導き出されたものなんですね。
他にも「二字熟語・四字熟語をできるだけ使わない」とか、「語尾を毎回変える」とか、いろいろあるんで、また気が向いたらご紹介していこうかと思います。
てか、ニーズあるんでしょうか、この手の話?(笑)
アトピー改善アドバイザー
桒野靖士(くわのやすし)
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