なぜ「ストレス」でアトピーが酷くなるのか

こんにちは。

アトピー改善アドバイザーの桑野やすしです。

 

アトピーで病院に行くと、「ストレスが原因でしょうね~」みたいなことをよく言われます。アトピーに限らず、ストレスが原因だと言われる病気って山盛りありますよね。

でも、「ストレスってなんですか?」って聞かれて、きちんと答えられる方はあまりいないと思います。お医者さんでも全員答えられるかどうか怪しいですよね。正確に理解している人がほとんどいないような言葉で病気の原因を説明されていることに、僕は非常に違和感を覚えるんですが、みなさんはいかがでしょうか?そんなの、「神のたたりじゃ」って言われてるのと大して変わらない(笑)

「ストレス」という言葉は思考停止ワードです。なんとなく納得してしまって、そこから先に思考が進まなくなってしまう感じがします。気を付けたいですね。

では、ストレスとはなんなのか?僕なりの解釈を書いてみたいと思います。

 

いのちを守る危険回避機能

ご自身がサバンナに住んでいると想像してください。ある日ばったりライオンに出くわします。まだ100mくらいの距離がある。でも明らかにこちらの存在に気付いていて、少しずつ近寄ってきます。眉間にしわが寄っているところを見ると、腹が減っているようです。

さあ、ここで選択肢は、

「たたかう」

「にげる」

しかありません。

「ぼうぎょ」は危険すぎます(笑)

 

この時感じる「恐怖」や「不安」といった感情をきっかけに、僕らのカラダでは血流が変化します。

腕力を強くしたり、逃げ足を速くするために、血糖値が上がり、筋肉に血が送られます。相手の動きを敏感にとらえるために、脳の血流も増え、視野も狭くなります。逆に、内臓への血流は減ります。悠長に消化&吸収とかしてる場合じゃないですから。

このように「たたかう」「にげる」の機能を一時的にアップさせているのです。このような変化はホルモンによって起こっています。そのホルモンの名は「副腎皮質ホルモン」。別名「ステロイドホルモン」です。そう、薬の「ステロイド」と同じ成分です。

ステロイドホルモンは筋肉を増強したり、血糖値を上げたり、免疫力を抑えたりする働きを持っています。免疫力はライオンから逃げるのには必要ないですからね。

こうして、ステロイドホルモンによって一時的にエネルギーを特定に場所に集中させて、カラダの機能をアップさせることで、敵を攻撃したり、敵から逃げたりできるという仕組みなんです。ライオンに追いかけられた時のシマウマの足の速さには目を見張るものがありますが、まさにステロイドホルモンが効いている状態と言えるでしょう。

そして、このような

不安・恐怖

ステロイドホルモン分泌

血流などの変化

という一連の変化が「ストレス」といわれているものです。

つまり、「ストレス」は「いのちを守る危険回避機能」だということです。こうやって太古の時代から生物は自分の身を守ってきたんですね。

 

逃げ切れないストレス

さて、ライオンから何とか逃げ切りました。そうすると30分くらいでホルモンの状態は元に戻り、血流も血糖値も免疫力も平常時の働きを取り戻します。

ところが、現代の人間社会のストレスはある意味ライオンよりたちが悪い。ライオンは一度逃げ切れれば諦めてくれますが、嫌いな上司はずっと隣にいるのです(笑)

常に成果を求められていたり、

ミスが許されない状況が続いたり、

トモダチを失わないために空気を読み続けたりしなければなりません。

全試合が“絶対に負けられない試合”です。

いやはや大変な時代ですね。

そういう環境では、「不安」や「恐怖」が延々と続いていくのがわかると思います。そうすると、僕らのカラダは、「いのちの危険」を感知して、お決まりの「危険回避機能」を発動します。しかも延々とその機能は解除されません。

血流は脳と筋肉に集中し、内臓には十分に行き届きません。血糖値は常に高め。免疫力は低下したまま。

これが「ストレス」が万病の元となっている理由です。一時的であれば問題ないストレス状態も、長期間続くとカラダはダメージを蓄積していきます。

そして、その間ずっと出っぱなしの「ステロイドホルモン」。このホルモンは「副腎」という臓器から分泌されます。腎臓の上にナスのへたのように乗っかっている一つ5gくらいの小さな臓器です。


「Adrenal Gland」というのが副腎です。名前から察しがついた方もいらっしゃるかもしれませんが、副腎はステロイド以外にも自律神経を調整する「アドレナリン」や「ノルアドレナリン」を分泌します。

この小さな臓器によって僕らのカラダは上手にコントロールされているのです。しかし延々とホルモンを出し続けなければならなくなった副腎の身にもなってください。本来は一時的に働くだけでいいはずなのに。。。相当疲れがたまっていくと思いませんか?

こうして疲れ切った副腎は、次第にステロイドホルモンを出せなくなってきます。ステロイドホルモンは免疫力を抑えたり、炎症を抑えたりする働きをしますが、そのホルモンが出なくなるわけですから、免疫が過剰になった場合に抑え込むことができなくなります。もし潜在的にアレルギー体質を持っている人がその状態に陥ると、それまではホルモンによってアレルギーの症状を抑えることができていたのに、ぱたりとそれができなくなることがあります。そうするとアトピーや花粉症が突然発症したりします。

これが「ストレス」によってアトピーが発症したり、酷くなったりするメカニズムです。

つまり、「ストレスが原因でしょうね~」というお医者さんの言葉は、「ストレスによって副腎が疲れちゃってステロイドホルモンが出せなくなってることが原因でしょうね~」という意味なのです。

そこまで理解すると、次に何をすればいいかが見えてきます。次回は副腎を回復させるためになにができるのかを、書いてみようかと思います。

 

アトピー改善アドバイザー

桒野靖士

 

 

 

 

アトピー改善アドバイザー

桒野靖士(くわのやすし)

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

1980年生まれ、大分県出身。 大阪大学卒業後、大手メーカーに経営企画スタッフとして勤務。 入社の数ヶ月後からアトピー性皮膚炎を発症。 2年間ステロイドを使うが改善が見られなかったため、25歳のとき脱ステを決意。 激しいリバウンドの最中に出会った分子栄養学に可能性を感じ、ほぼ独学で学ぶ。 3年間の試行錯誤の末、アトピーの症状はすべて消えた。 しかしその後、ココロの不安定さから人間関係やお金の問題に悩むこと更に3年。 仕事を転々とし、最後は1年間の無職無収入を経験。 自分を変えたいと心理学や感情について独学で学ぶ中で、1冊の本をきっかけに社会復帰。 自分にできることは何かを考えた末、アトピーの体験・知識を伝えることを決意。 アトピー改善アドバイザーとして全国で講演やカウンセリングを行い、「アトピーを味わい尽くすと、人生が変わる」というメッセージを伝えている。