出版のお知らせ

2018年11月に初の書籍が出版されました!

【ついに公開】毎日届く無料メール講座を開講します!

 

こんにちは。

アトピー改善アドバイザーの桒野靖士(くわのやすし)です。

 

今日は喜ばしい日です。

ずっと書きためていたメール講座が完成しました。

コツコツ書いて2万9千字。

アトピーの6つの側面について、僕の考えていることを詰め込みました。

 

  1. アレルギー体質(2分割)
  2. 炎症体質
  3. 皮膚バリア
  4. 腸内環境
  5. 副腎疲労
  6. メンタル

 

1日1通のメールをお届けして全7回の講座です。

これを無料でお届けします^_^

ご登録はこちらから

 

以前ブログで一部を公開しましたが、「いいね」3万件を超える人気記事となりました。

メール講座の宣伝も兼ねて再掲しますね。

第5回目に届く「腸内環境」の話です。

 

こういうコラムが、1週間毎日届きます。

この腸の記事が気に入ったら登録してみてくださいね☆

 

 

前回は皮膚のバリアの話でしたが、

体内にも超重要なバリアがあります。

 

それは「腸」。

 

腸は言うまでもなく

食べ物を体内に吸収する入り口です。

ただ、

なんでもかんでも吸収しているわけではなく、

必要なものを体内に入れ、

不要なものを入れないという、

「フィルター」のような役目も担っています。

そういう意味では、

皮膚によく似た「バリア」なんですね。

 

今日はそんな「腸とアトピー」の関係の話です。

 

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■食物アレルギーが皮膚に症状を起こす理由
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僕はずっと不思議でした。食物アレルギーが肌に出るのはなぜだろう?って。

「アレルギーでお腹が痛くなる」

とかだったら分かるんですが、

「皮膚が痒くなる」

っていうのが不思議で。

 

でも、調べてみると意外と簡単な話でした。

 

例えば卵食べて皮膚が痒くなる人の場合。

 

卵の成分が腸から入ってくると、

それは血管を通って、

皮膚の近くの毛細血管までやってきます。

 

そこで、例のIgEにぶつかるわけです。

IgEはチンピラでしたよね。

相手が良い奴か悪い奴か、

そんなことはお構いなしに、

気に食わない奴はぶった切る(笑)

 

当然ぶつかってきた卵の成分に向かって

喧嘩をふっかけてきます。

「なんやこらぁ!このタマゴ野郎がぁ( ゚д゚ )」

 

そこでアレルギー反応が始まって、

痒くなってしまうわけですね。

 

卵以外にも、

小麦粉や蕎麦やピーナッツなど、

さまざまな食品に対して

アレルギーを持っている人がいます。

 

そこで、

症状が出るのを防ぐために、

「アレルギーを持っている食品を食べない」

という方法が一般的に行われてきました。

 

でも、2000年代後半頃からでしょうか、

アレルギーは「腸内環境」を改善することで

ずいぶん軽くなるということが

言われるようになってきました。

 

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■卵の成分のうちどれに反応しているのか
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一概に卵と言っても、

いろんな成分で成り立っています。

IgEはタマゴの中の何に反応しているのでしょうか?

 

まず卵の成分を見てみましょう。

水分:76%

タンパク質:13%

脂質:11%

ミネラル等:1%

(「五訂 日本食品標準成分表」を参考)

 

この中でIgEが反応しているのは、

ほとんどの場合「タンパク質」です。

卵はタンパク質が豊富なので、

反応する確率も高いんです。

 

もう少し詳しく言えば、

卵のタンパク質のうち、

「オボアルブミン」「オボムコイド」など、

特定の種類のタンパク質に

反応している事が多いようです。

 

他の食品でも同じように、

タンパク質に反応しています。

小麦なら「グルテニン」、

牛乳なら「カゼイン」など、

それぞれにアレルギーを起こしやすい種類の

タンパク質を持っています。

 

インターネットで

「アレルギー タンパク質」

などで検索してみると、

いくらかは情報が出てくると思います。

 

で、このタンパク質が体内に入ってくると、

アレルギー反応が起こってしまうわけです。

 

でも本来はね、

これらのタンパク質は、

「タンパク質のままカラダに入ってこない」

ようにできてるんです。

タンパク質のまま入ってこられると、

いろんな問題が起こることを、

僕らのカラダは知っているんです。

 

だから、

腸というフィルターで、

そのまま入ってこないようにしてるんです。

 

ということは、

今、みなさんのカラダに

アレルギーが起こっているとしたら、

腸のフィルターが機能していない可能性が

あるということなんです。

 

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■問題は腸の「穴」の大きさ
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腸の壁面には「絨毛」と呼ばれる、

ニョロニョロのような突起が無数に生えていて、

ここから栄養素を吸収しています。

絨毛には栄養を吸収するための穴が空いていて、

胃や腸で細かく分解された栄養が、

そこを通って体内に入ってきます。

 

で、実はタンパク質って

この穴よりサイズが大きいんです。

だから入ってくることができない。

 

じゃあ、どうやって吸収してるかというと、

タンパク質を酵素で分解して分解して、

もっとちいさな粒にします。

これが「アミノ酸」と呼ばれる栄養素です。

 

そう、タンパク質って、

アミノ酸がたくさん連なってできてるものなんですよ。

 

アミノ酸はめちゃくちゃ小さい。

分解する前のタンパク質からすると、

数百分の一とか数千分の一の大きさしかありません。

これなら絨毛の穴を通り抜けることができます。

 

そうやって入って来たアミノ酸を、

僕らは体内で再びタンパク質に組み直しているんです。

レゴブロックを一度バラして、

もう一度組み立て直すみたいに。

 

で、ここが重要なんですが、

アミノ酸が体内に入ってきても、

「アレルギーが起こることはない」んです。

 

ですから、

卵アレルギーの人が卵を食べたとしても、

ちゃんとアミノ酸まで分解した状態で吸収できていれば、

皮膚が痒くなることはないんです。

 

じゃあ、

なぜ卵を食べてアレルギー症状が起こるかというと、

それは、腸の「フィルター」がダメになってるからです。

 

つまり、穴が緩んで大きくなってるんです。

穴が大きいと、

まだアミノ酸まで分解し終えていない、

タンパク質のままの状態のものを、

体内に入れてしまうんです。

 

タンパク質が入ってくると、

カラダはそれを「異物」と判断します。

IgEに見つかれば、

たちまち攻撃対象になってしまいます。

 

ですから、

卵そのものに問題があるわけではなくて、

僕らの「腸の穴」に

問題があったということですね。

 

このゆるんだ穴を

再びキュッと締めてあげることで、

食物アレルギーが出にくいカラダに

することができるわけです。

 

腸の穴が緩んでいる原因は大きく分けると

2つじゃないかと考えています。

・腸の過労

・腸内細菌の不足

 

では、一つずつ解説していきますね。

 

———————————-
■腸の労働環境を改善しましょう
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まず一つ目から行きますね。

歩き続けると足が疲れます。

考え続けると頭が疲れます。

 

同じように、

「消化し続けると腸が疲れます」。

 

消化・吸収というのは、

実は非常に体力を消耗します。

野生の動物を見ると、

食べたあとは動かずに

じっとしていますよね。

あれは、体力を消化・吸収に使うためです。

 

僕たちが食事で摂った栄養の

40%近くが次の食事の消化・吸収に

使われているとも言われています。

それくらいのハードワークなんですよ、

消化・吸収って。

 

それでも、

口から何かが入ってくれば、

自動的に消化・吸収が始まり、

胃腸は黙々と自分の仕事をこなします。

 

幸いなことに、

僕たちの周りには食べ物が溢れています。

毎日欠かさず、

お腹いっぱい食べることができる。

朝・昼・晩。

毎日毎日。

 

これが実は、

「腸の過労状態」なんです。

 

人類の歴史を考えれば、

空腹との闘いでした。

こんなに食に恵まれるようになったのは、

ここ数十年の話です。

 

僕たちの遺伝子は、

「空腹があたりまえ」

ということを叩きこまれていて、

「満腹」という状態に慣れていません。

「1日3食」にも慣れていません。

 

僕たちが当たり前と思っている食生活は、

遺伝子から見ると明らかに「食べ過ぎ」なんです。

 

「食べ過ぎ」が続くと、

「腸の過労」が起こり、

疲れた腸はだらけてしまい、

穴が緩んで大きくなってしまいます。

ここから消化できていないタンパク質が

入ってきてしまうんです。

 

ですから、

「ほぼ24時間ずっと何かが

胃腸の中に送り込まれている状態」。

 

これをやめる必要があります。

1日2食にするとか、

腹8分を徹底するとかして、

食事量を減らしてみてください。

 

「そんなことしたらお腹が空くじゃないか。」

って言われそうですが、

それでいいんです。

 

腹が減ってて当たり前。

食べれたらラッキー。

 

そうやって腸の労働環境を改善してあげると、

自然と腸の状態は良くなります。

 

———————————-
■腸内細菌の住みやすい環境を作りましょう
———————————-

僕たちの腸の中には、

「腸内細菌」という生き物がたくさん住んでいます。

乳酸菌、ビフィズス菌、大腸菌など、

色んな種類がいますね。

どのくらいたくさん住んでると思います?

 

僕たちのカラダを作っている細胞。

これ、大人だと60兆個もあるんですよ。

ちょっと想像できない数ですよね。

1秒に1個のペースで数えていったとすると、

「190万2587年と半年」かかるくらいの数です(笑)

 

じゃあ、腸内細菌は何匹くらい住んでるかと言うと、

脅威の「100兆匹」です!

人体の細胞より多い!

重さにすると数キロ。

ヘタすると体重の1割が腸内細菌ですよ。

密かにとんでもない勢力を誇っているんです。

 

これだけの勢力がいると、

カラダに与える影響は計り知れません。

ヤツらのご機嫌が良いか悪いかで、

僕たちの健康がずいぶんと左右されるんです。

 

腸内細菌の働きは、

最近になっていろいろとわかってきていますが、

食べ物を消化・吸収する際にも

かなりの手助けをしてくれています。

 

タンパク質、炭水化物、脂肪を分解するのは

「消化酵素」と呼ばれる酵素です。

 

しかし、食べ物の中には、

人間の持っている酵素だけでは分解しきれないものもあるんです。

腸内細菌は独自の酵素を作って、

人間が分解しきれないものを分解することで、

消化をサポートしてくれています。

それによって、

腸の負担が減って、

楽に消化・吸収が完了できるわけです。

 

腸内細菌は他にも、

免疫機能を活性化させたり、

脳にドーパミンやセロトニンの材料を送り込んだり、

ビタミンを作ったりと、

様々な仕事をこなしてくれています。

 

ヤツらは単に

僕らの栄養をかすめ取っていただけでは

なかったんですね(笑)

 

腸内細菌を増やすためにできることを紹介しておきましょう。

これは金魚を飼うのに似ています。

 

【乳酸菌、ビフィズス菌などを摂る】

何と言っても菌そのものをどんどん入れましょう。

まずは「水槽に金魚を入れる」ということですね。

 

手作りの漬物、味噌、納豆、ヨーグルトなど、

乳酸菌、ビフィズス菌を含む食品はいろいろあります。

こういうものを積極的に食べます。

乳酸菌のサプリメントもモノによっては、

活用の価値ありだと思います。

 

【菌に餌をあげる】

金魚を飼うには忘れずにエサをあげる必要があります。

腸内細菌だって生き物ですからエサが必要です。

 

ヤツらのエサは「食物繊維」と「オリゴ糖」です。

 

この二つは、普段の食事で

どうしても不足しがちになるものなんですよね。

イモ類や根菜類に多く含まれていますから、

そういうものを食べるようにしましょう。

 

【温度を管理する】

水槽の温度も金魚を飼うには大切ですよね。

腸内細菌も温度には敏感なようで、

腸が冷えているとうまく仕事ができません。

 

どのくらいの温度が良いのかは僕も知りませんが、

人間のベストな体温は37度と言われていますから、

そのくらいが腸内細菌にとっても

ちょうど良いのではないかと思います。

 

アトピーの人は

冷たい飲み物が好きな方が多いように思います。

その習慣はぜひやめてみてください。

温かい飲み物を摂るようにしましょう。

 

ぬるめのお風呂に長く入るのもオススメです。

カラダの表面だけでなく、

内部までしっかり温めましょう。

 

ビタミン、ミネラルが不足していると、

肝臓や筋肉で体温を作れません。

栄養バランスもやはり大切ですね。

 

このようなことを気をつけて、

腸内環境を良くしていけば、

だんだんとアレルギーの起こりにくいカラダに

変化していくと思います。

 

食べたいものを我慢するのは

イヤかもしれませんが、

その結果として得られるものは、

大きいと思いますよ。

 

こんな感じです。

お気に召したらこちらから登録くださいね。


http://www.reservestock.jp/subscribe/17379

 

この講座をきっかけに、

一人でも、僕の知らないところででも、

「よっしゃ、ガチでアトピーと向き合ったろ」

と静かに決意してくれる人が出たとしたら、

それだけで書いた甲斐がありますよね。

 

そんなことを期待しながら、

多くの方のご登録を楽しみにお待ちしています。

 

 

 

 

アトピー改善アドバイザー

桒野靖士(くわのやすし)

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

1980年生まれ、大分県出身。 大阪大学卒業後、大手メーカーに経営企画スタッフとして勤務。 入社の数ヶ月後からアトピー性皮膚炎を発症。 2年間ステロイドを使うが改善が見られなかったため、25歳のとき脱ステを決意。 激しいリバウンドの最中に出会った分子栄養学に可能性を感じ、ほぼ独学で学ぶ。 3年間の試行錯誤の末、アトピーの症状はすべて消えた。 しかしその後、ココロの不安定さから人間関係やお金の問題に悩むこと更に3年。 仕事を転々とし、最後は1年間の無職無収入を経験。 自分を変えたいと心理学や感情について独学で学ぶ中で、1冊の本をきっかけに社会復帰。 自分にできることは何かを考えた末、アトピーの体験・知識を伝えることを決意。 アトピー改善アドバイザーとして全国で講演やカウンセリングを行い、「アトピーを味わい尽くすと、人生が変わる」というメッセージを伝えている。