僕がアトピーを改善するために最も役に立った知識の一つが、「分子栄養学」です。
ステロイドを止めて、それまで抑え込んでいた本来の症状が吹き出てきて、仕事もろくにできない状況に陥っていたとき、会社の先輩の紹介で分子栄養学の専門家に出会いました。
その方のセミナーを聞いたときのことは、今でも鮮明に覚えています。どんなことをメモったかまで思い出せるほど、それくらい鮮烈な印象を受けました。
当時一般的だった栄養学は、「どの栄養素が不足するとどんな病気になるか」や「この病気の人は○○を食べてはいけない」というような知識を一生懸命広めていました。「ビタミンB1が不足すると脚気(かっけ)になる」とか、「高血圧の人は塩分を控えるべし」とかですね。いわば「料理の延長」のような学問だったんです。
だから栄養学は、料理というアートな世界にもなりきれず、医療の現場でも発言力がないという、非常に中途半端な分野だったんです。少なくとも僕のイメージはそんなものでした。
ところが、セミナーで聴いた「分子栄養学」は、そんなイメージを根底から覆すものでした。
60兆個の細胞でできた僕たちのカラダ。僕たちが食事からとった栄養素は、血管を通って全身に回り、それらの細胞の中に入り込みます。その細胞一つひとつの中で、ビタミンやミネラルなどの栄養素が、どんな働きをしてくれているのか?それを解き明かしてくれるのが、分子栄養学という学問でした。
それは極めてサイエンスでした。
人間のカラダはこうやって動いていて、こうやって命を繋いでいるのか…。なにか人体の秘密を聴いてしまったような、不思議とワクワクする感覚でした。同時に、この考え方をアトピーに応用すれば、僕のカラダは変えられると直感したのです。
実際、分子栄養学はとても多くのヒントを僕に与えてくれました。
そんな分子栄養学を学ぶ最初の一冊として、その専門家の方に進めていただいたのが、「医学常識はウソだらけ」という本。
著者の故 三石巌(みついしいわお)氏は、自身の糖尿病をきっかけにミクロの世界の栄養学を研究し、「分子栄養学」という分野を打ち立てた方です。
この本では、一般的に信じられている医学常識・健康常識を、コテンパンに論破していて、痛快です。
例えば、
- 卵を食べるとコレステロールが上がるのはウソ
- 鉄分を摂っても貧血は治らない
- 運動すると老ける
などなど、当時の僕にとっては驚きの連続(笑)
もう初版から15年経過しているので、少し情報の古いところもあるでしょうが、今なお目からウロコの情報満載です。
アトピー以外の病気や不調で悩まれている方にも、オススメの一冊です。
アトピー改善アドバイザー
桒野靖士(くわのやすし)
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