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2018年11月に初の書籍が出版されました!

なぜ「よく噛んで食え」と言われるのか

 

こんにちは。

アトピー改善アドバイザーの桒野靖士(くわのやすし)です。

 

いきなりですが質問です。

みなさん、食べるの早い方ですか?

それとも遅い方?

 

僕はかなり遅いです。

何人かでランチしてたら、ほとんどの場合、最下位です。

女子がいても最下位です。

 

実は、そうなるようにクセをつけてきたからなんですよ。

 

今日は「食べる早さ」について。

 

 

早い人は噛んでない

 

小さい頃から言われてきたと思います。

「よく噛んで食べなさい」

 

僕も子供の頃、噛まずに飲み込むような食べ方をしてたので、しょっちゅう注意されていました。

でも、「なぜよく噛む必要があるのか?」がわからなかったので、そのアドバイスに従ったことはなかったなぁ。

 

大人がちゃんと理由を教えてくれないことにいつも不満を感じていた気がします(笑)

ちゃんと背景を説明できる大人になりたいと思って生きてきたら、こんなメルマガを書くようになってました^_^

 

話がそれましたね。。。

 

えっと、、、

実際「噛む」ことは、健康のためにとても大切なんですが、意外なほどみんな噛んでません。

30回噛め!なんてよく言われますが、そんな噛んでる人ほとんどいないですよね。

10回でも怪しいかも。

ご自身の食べ方を振り返ってみて、どうですか?

 

僕たちは「食べる」という動作をほとんど無意識にやっています。

お箸でつまんで、

口を開けながら口に運んで、

口に入ったら閉じて、

噛んで、

飲み込む。

この一連の動作を、ひとつずつ意識しながらやってる人はまずいないと思います。

 

誰かと話しながらだったり、テレビを見ながらだったりすれば、なおさらです。

そんな中で、噛む回数をいちいち気にしてられません。

いつの間にか口の中に放り込まれ、いつの間にか胃の方へ行ってしまってた。

そんな感じでしょう?

 

特に早食いの人は、噛んでないですね。

「噛む」という工程に時間を割かないから、短い時間で食べ終わるのね。

リスみたいに高速で噛み砕いてたらいいんだけど、そんな人見たことないもんね(笑)

 

早食いの人は噛んでない。

てことは?

 

 

遅食いになれば勝手に噛む

 

そう、「ゆっくり食え」ってことです。

食事の時間を長くしようってこと。

 

30回噛めっていうアドバイスはほとんど役に立たないわけですよ。

食べるという動作は無意識だから、まず数えるということ自体が難しいでしょ?

もちろん「数えられるよ!」って方は数えて食べてくれたらいいんだけど、たぶん少数派だと思います。

 

あ、こんなアドバイスを貰ったこともあったな。

噛みながら

「あ・り・が・と・う・ご・ざ・い・ま・す」

を3回唱えると30回になるよ。

気分も良くなって一石二鳥でしょ?^_^

 

やってみたけど、ご飯を美味しく食べれていない自分に気づいてすぐやめました(笑)

 

そこで僕が意識したのが、「ゆっくり食べる」ということ。

食事の時間を長くすれば、その分噛む回数が増えるんじゃないか?と思って。

 

でも急にゆっくり食べようと思っても、どうしていいかわからなかったので、基準を設けました。

「他の人より遅く食べ終わる」

ぶっちゃけ、どのくらいの早さからが早食いか、どのくらいのノロさからが遅食いかってよくわからないですしね。

とりあえず、周りの人より遅くなきゃ遅食いとは言えんだろうと。

 

んで、誰かとご飯食べるときは、最後に食べ終わるように気をつけたわけです。

これならわりと大雑把な意識でできるので、食事を味わうことの邪魔になりません。

食事中に何度か気をつけて、ペースを調整するだけでいいので、「あー!また数えるの忘れてた!」みたいなこともありません。

こうして、少しずつ食べるのをゆっくりにしていき、今ではほとんどの場合、最下位をキープできるようになりました^_^

 

ま、時々、「早く食えよ」的なプレッシャーを感じるというデメリットもありますが(笑)

そこは我慢することにしてます。

変化を起こそうと思えば、何かしらの犠牲を伴うものですからね。

 

でも、これで噛む回数が増えてなかったら意味ないですよね。

これがね~、増えたんですよ~☆

こないだ奥さんが僕の顔をじーっと見るんで、「どしたん?」て聴いてみたら、「ほんまに30回噛んでるなぁ」って。

 

今や固形のまま飲み込むことに違和感を覚えるようになってきてるので、もう早食いには戻れないでしょうね。

てことで、当初の目的をちゃんと達成しています!

 

「最後に食べ終わる」

これをぜひ、意識してみてください。

 

 

なぜよく噛む必要があるのか

 

なぜ噛む回数がそんなに重要なんでしょうね?

 

それは、「胃腸のため」です。

消化を楽にするためなんです。

 

そのくらい知ってるって?

いや、知らんと思う(笑)

 

消化ってすごく大変なんですよ。

 

肉の塊食べるでしょ?

腸から吸収するときには、1ナノメートル(100万分の1ミリメートル)以下まで小さく分解するんです。

直径3cmの肉団子を消化するとしたら、「地球」を砕いて砕いてひたすら砕いて「サッカーボール」の大きさまでバラすような感じです。

500垓個のサッカーボールができます。

「垓」って単位わかります?

僕も初めて使いました(笑)

 

一 十 百 千

万 十万 百万 千万

億 十億 百億 千億

兆 十兆 百兆 千兆

京 十京 百京 千京

垓 十垓 百垓 千垓

の垓です。

 

電卓で手計算したんだけど、計算あってんのかな?

間違ってたらごめんなさい。

こんな計算誰もやってないからネットで検索しても答え合わせができない(笑)

 

このように僕らの胃腸は毎日気の遠くなるような作業をやってくれています。

ここまで小さく砕かないと腸から吸収できないんです。

 

だから、できるだけ口の中でくちゃくちゃにしてから、胃に送り出してあげようよってことなんですね。

固形の肉なんかが入ってくると、胃腸は

「マジかよ。。。これバラすのどれだけ大変か、あんた分かってんの?」

って思ってるはず。

 

胃腸が疲労するとアレルギーのリスクが高まります。

アトピーにも当然影響あり。

できるだけよく噛んで、くっちゃくちゃにしてから飲み込みましょう。

 

そのためにも、

「遅く食う」

これ、意識してみてくださいね。

それだけでアトピーの症状が和らぐ人もいますよ。

 

のんびり美味しく食べて、胃腸を労ってあげましょう^_^

 

 

 

 

アトピー改善アドバイザー

桒野靖士(くわのやすし)

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

1980年生まれ、大分県出身。 大阪大学卒業後、大手メーカーに経営企画スタッフとして勤務。 入社の数ヶ月後からアトピー性皮膚炎を発症。 2年間ステロイドを使うが改善が見られなかったため、25歳のとき脱ステを決意。 激しいリバウンドの最中に出会った分子栄養学に可能性を感じ、ほぼ独学で学ぶ。 3年間の試行錯誤の末、アトピーの症状はすべて消えた。 しかしその後、ココロの不安定さから人間関係やお金の問題に悩むこと更に3年。 仕事を転々とし、最後は1年間の無職無収入を経験。 自分を変えたいと心理学や感情について独学で学ぶ中で、1冊の本をきっかけに社会復帰。 自分にできることは何かを考えた末、アトピーの体験・知識を伝えることを決意。 アトピー改善アドバイザーとして全国で講演やカウンセリングを行い、「アトピーを味わい尽くすと、人生が変わる」というメッセージを伝えている。