出版のお知らせ

2018年11月に初の書籍が出版されました!

久々に自分のアトピーと再会!

いやはや、何年ぶりでしょうか?

今週、僕の腕にアトピーが帰ってきました(笑)

 

先日、奥さんの実家で、甥っ子達とアホみたいに遊びまくったんですが、外でキャッチボールしてて、甥っ子が放った悪送球を変な体勢でキャッチしたんです。そしたら、寄る年波には勝てんのでしょうか?足を滑らせておもくそコケましてね(笑)荒れた地面にしこたま腕をこすりつけて派手に擦りむきました。

お恥ずかしい(^_^;)

まったく、どっちが子供かわかりません(笑)

すぐにかさぶたができて、しばらくは傷の周辺が赤く炎症してて、痛かったです。3日もすると痛みも引いてきて、かさぶたも剥れてきたんですが、その頃から少し痒みが出始めました。かさぶたが全て剥れた頃には、だんだん痒みが酷くなってきて、明らかに怪我の修復とは無関係な症状が出てきました。

写真わかりますか?暖色系の照明だったから見にくいなぁ。。。

赤くなってる部分がそうです。そんなにひどい症状ではないですが、それでもかなり痒かった。

これはまぎれもないアトピーの症状です!嫌な奴だったけど久しぶりに会うとちょっと嬉しい。複雑な気持ちです(笑)

こりゃぁ、このまま症状が酷くなってしまったら、アトピー改善アドバイザーを名乗れなくなるな。。。と一瞬焦りましたが、この際だから久しぶりのアトピーを味わって、その過程をブログに書くことにしました。実際3~4日で症状はほぼなくなりましたよ(^_^)v

なぜ怪我したところにアトピーが?

まずは、なぜアトピーが出たのかを考えてみましょう。

症状が出たのは、見事に傷のあった場所だけでした。かさぶたが剥れて新しい皮膚が作られた箇所だけが、塗り絵のようにきっちりアトピーで塗りつぶされました。

これは僕がよくセミナーなどで言っている「皮膚のバリア」が急に弱ったからです。

アトピーが治りにくい人のカラダは以下の5つの特徴を兼ね備えています。

  1. アレルギー体質
  2. 炎症を起こせるが、治められない
  3. 皮膚のバリアが弱い
  4. 腸内環境が乱れている
  5. 副腎が疲れている

特に1~3が揃っていると、アトピーになりやすく抜け出しにくいカラダだと言えます。

この考え方に当てはめてみると、僕は今でもアレルギー体質を持っているので、1は満たしています。

炎症については、炎症を抑えるホルモンの材料である魚の油(DHA・EPA)をかなり意識して摂っているので、問題ないでしょう。炎症を抑える力があるということは、アトピーが慢性化しにくいということですから、おそらく、この症状が拡大していって、慢性化することはないと思います。

今回問題になるのは、皮膚のバリアです。腕を怪我したことで、皮膚のバリアが一気に弱ってしまったのです。新しく作られた皮膚は、アレルギー物質の侵入を防ぐには、あまりに薄く、脆かったんです。

その薄い皮膚から、ホコリやダニや汗といったものが侵入してきて、僕の眠れるアレルギーを呼び覚ましたということでしょう。

 

何はともあれ「保湿」だよ

皮膚のバリアが一時的に弱ってしまってるなら、それを補助してあげる必要があります。

そのためには、やっぱり「保湿」。

生まれたての皮膚は十分に汗や皮脂を作れていないようだったので、外からしっかり水分&油分を補いました。

 

女性はよくわかると思いますが、保湿はクリーム塗るだけじゃあんまり意味ないんですね。スキンケアは「化粧水→美容液→乳液orクリーム」のように重ね塗りが基本です。今回は腕なので美容液は不要でしょうが、必ず、化粧水→クリームという順番で重ね塗りします。

ここで大切なことが、2つあります。

自分の肌に合う、上質な製品を使うこと

  • 弱酸性
  • ミネラルオイル不使用
  • 天然保湿因子を補えるもの

最低限このくらいの条件を満たすものを使います。

 

一日に何回もやる

今回は必ず朝、昼、晩の3回はやるようにしました。昔は一日に5~6回やってました。今考えると、こんなめどっちぃことをよくやってたなと思います。。。

「製品」にこだわる方って多いんですが、「回数」はどうでしょうか?

僕は製品にこだわる以上に、回数が大切だと思っています。その理由は以前ブログにも書きました。

皮膚のバリアを取り戻せ!

2013年1月12日

とにもかくにも保湿を徹底することは、アトピーから抜け出すためにとても大切なことなんです。

 

皮膚の修復を加速する

保湿をしっかりしていれば、アレルギー物質の侵入をある程度防ぐことができるので、その間にカラダは勝手に皮膚を修復していきます。

ただし、「材料があればの話」です。

皮膚を作るには材料が必要です。その材料とは「タンパク質」。

1日に20gのタンパク質をプロテインサプリメントで補いました。食事もタンパク質を摂れるものを選びました。

僕たちのカラダは、材料と燃料さえあれば、全自動で傷や不調を修復してくれるという、夢のような装置なんです。材料のタンパク質を投入することで、皮膚もどんどん元に戻していってくれます。

逆に言うと、タンパク質が足りてなければ、いつまでたっても今のまま。

皮膚科でも保湿の重要性は言われていて、医療用の保湿剤(ヒルドイドなど)が処方されますが、同時にタンパク質を摂るようにという指導をするお医者さんには出会ったことがありません。そういったことも医療の仕組みの中に入ってくると少しはバランスとれると思うんですけどねぇ。

 

痒さ対策

アトピーって夜痒くなるんです。今回の再会で思い出しました。

これはたぶんホルモンの影響ですね。寝る前はステロイドホルモンがほとんど出ないので、アレルギーの勢力が増すんです。

痒い時は掻きます。掻くと超気持ちいいんです。

掻くのに飽きたら冷やします。ケーキ屋さんでケーキ買ってきたときについてくる保冷剤をタオルでくるんで患部に当てると、ずいぶん楽になります。

寝てる間はやっぱり掻いてるみたいで、朝起きたら爪の間に垢が溜まってました。。。ま、これは仕方ないので気にしない。

 

綺麗になりました

で、3~4日経過すると、こうなりました~。

ちょっとまたカサカサしてますし、少しだけ痒みが残ってますが、時間の問題でしょう。ここで気を抜かず、あと1週間くらい保湿を丁寧にやれば完璧だと思います。

久々にプチアトピー体験ができて良かったです。これ、夏休みの自由研究としては結構優秀じゃないですか?(笑)だめ?

 

 

 

 

アトピー改善アドバイザー

桒野靖士(くわのやすし)

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

1980年生まれ、大分県出身。 大阪大学卒業後、大手メーカーに経営企画スタッフとして勤務。 入社の数ヶ月後からアトピー性皮膚炎を発症。 2年間ステロイドを使うが改善が見られなかったため、25歳のとき脱ステを決意。 激しいリバウンドの最中に出会った分子栄養学に可能性を感じ、ほぼ独学で学ぶ。 3年間の試行錯誤の末、アトピーの症状はすべて消えた。 しかしその後、ココロの不安定さから人間関係やお金の問題に悩むこと更に3年。 仕事を転々とし、最後は1年間の無職無収入を経験。 自分を変えたいと心理学や感情について独学で学ぶ中で、1冊の本をきっかけに社会復帰。 自分にできることは何かを考えた末、アトピーの体験・知識を伝えることを決意。 アトピー改善アドバイザーとして全国で講演やカウンセリングを行い、「アトピーを味わい尽くすと、人生が変わる」というメッセージを伝えている。