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2018年11月に初の書籍が出版されました!

アトピーを「罰」かなんかやと思てへん?

 

こんにちは。

アトピー改善アドバイザーの桒野靖士(くわのやすし)です。

 

この記事、メルマガで書いたら「シェアしたいのでブログにも書いて」というリクエストを頂いたので、さくっと2記事を転載します^_^

 

 

アトピーは何のせい?

 

アトピーってすごく辛くて、なんで自分がこんな経験しなきゃいけないの?って思いますよね。

僕もよく「なんでこうなったんだ?」って考えたものです。

 

んで面白いことに(面白くないか 笑)、ずっとそんなこと考えてると、答えが見えてくるんですよ。

いや、正確に言うと、答えじゃないものを答えだと勘違いし始めるんです。

 

「自分の食生活が乱れてるからだ」

「毒素を溜め込んでいるからだ」

「自分の性格がひん曲がってるからだ」

「自分が嫌いだからだ」

「自分が感謝してないからだ」

「自信がないからだ」

「甘いものを我慢できないからだ」

「自分との約束を守れないからだ」

「子供の頃あれを食ってたからだ」

「あの時言いたいことを言わなかったからだ」

「あの日あの時あの場所でキミに逢えなかったからだ」←冗談です

 

アトピーの原因を考えてると、なんか自分のことを責める言葉がたくさん出てきました。

みなさんもこんなことを考えたことがあるんじゃないでしょうか?

 

こんなことを考えてると、まるで「罰」を受けているかのような感覚になっていきます。

 

自分が◯◯だからアトピーになったんだ。

もし◯◯じゃなかったら、こんなことにはならなかったんだ。

「◯◯しちゃった罰としてアトピーになった」っていう論理ね。

 

でも本当にそういう理屈でアトピーになったんでしょうか?

一度弁護士になったつもりで、きちんと事実を整理しながら考えてみてください。

 

そうするとほとんどの場合、「証拠不十分で不起訴」です(笑)

 

僕はアトピーについて研究を続けてきましたが、未だなぜアトピーが僕のカラダに発生したのか、その明確な答えは出せていません。

はっきり言って、

「よーわからんけど出た」

としか言えん(笑)

 

世の中にはアトピーの原因についての“それらしい”説がいろいろありますが、いろいろあってよくわからん状態です。

だから、「◯◯しちゃった罰としてアトピーになった」っていうのは答えになってない。

ただ単にそんな「感じ」がしてるだけです。

 

こういうのを「罪悪感」て言いますね。

自分は悪い子だから、罰を受けなきゃいけない。

っていう感覚。

 

これがあるとどうしても「アトピーは自分への罰」みたいな気がしてしまうわけです。

 

 

「感」と「実」は違う

 

でもさ、罪悪感って「感」やからね。

感じがするだけやからね。

現実は違うこともあるからね。

罪があるように感じてるかもしれんけど、現実には罪はないかもしれんからね。

 

「感」と「実」は分けて考えたほうがいい。

「劣等感」とか

「罪悪感」とか

「優越感」とか

「正義感」とか

「責任感」とか。

これはフィクション。空想の世界。自由に描ける。

 

一方、

「現実」とか

「事実」とか

「真実」とか

はリアル。

そこに僕らの自由はない。

なんかわからんけど、勝手に存在するものであったり、勝手に起こるできごと。

 

「実感」って言葉あるね。

ややこしいけど、

これは「感」ね。

 

「テングザル」と同じでさ、

テングザルは天狗じゃなくて猿やん?

それと同じで「実感」は「感」です。

 

もし「猿天狗」ってのがおったとしたら、

それは猿じゃなくて天狗やけど(笑)

 

だから「僕は実感してるんです!」って言っても、それはあくまでその人の描いたフィクションですね。

 

「アトピーが症状としてカラダに出てる」っていうのは「実」です。

まさにリアルに物理的に、自分のカラダに起こっているできごとです。

 

でもそれが、「私が◯◯だからアトピーになったんだ」って理由づけするのは「感」であり、フィクションです。

 

で、僕らが取り組むべきことは、「実」の方なんです。

これ、大切だからもう一回言う。

 

僕らが取り組むべきことは、「実」の方なんです。

 

「感」は問題じゃない。

忘れてもいい。

フィクションだから。

 

今目の前に起こっている、「アトピーが出てる」という現実。

誰のせいでもなく、自分にはどうしようもない現実。

ある意味「災難」ですよね。

 

でも人生に災難はつきもので、降り掛かった災難になんとか対処していくたくましさも必要なんです。

 

「あぁ、自分が◯◯したせいで…」とか

「あぁ、なんで自分だけこんな目に…」とか

「感」にとらわれると「実」に取り組めないんです。

 

実際、罪悪感がココロに染み付いてると、それ自体がすごくストレスを生むので、アトピーの改善も難しくなるケースが多いように思います。

 

罪悪感が強くなればなるほど、禁止事項が増えるんですよね。

「自分は罰を受けるべき人」なので、好き勝手できない。

たくさんのルールに縛られていて、いつも監視されているような感覚にハマっている人もいるでしょう。

なのでいつも「不自由」を感じています。

そうするとイライラします。

自分が自由にできないのもイライラするし、他人が好き勝手やってるのを見ると、「それルール違反やろ!」ってイライラする。

そんだけイライラしてると、副腎に負担がかかります。

副腎はストレスを感じるとステロイドホルモンを出してカラダをストレスモードに切り替えようとします。

それが何度も繰り返されるので、副腎は疲れ切ってしまうわけ。

なので、アトピーがしつこく残る。

 

当てはまってると感じる方は、そんな罪悪感とイライラのループからそろそろ抜け出すタイミングなんじゃないか?と考えてみてくださいね。

フィクションである「感」に惑わされず、「実」に取り組む。

 

今の状況から抜け出したい方は、少し意識してみてくださいね。

 

 

次回は、なんで「罪悪感」っていうフィクションを描いてしまうのか?について書こうと思っています。

が、気が変わったら書きません(笑)

 

 

 

 

 

アトピー改善アドバイザー

桒野靖士(くわのやすし)

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

1980年生まれ、大分県出身。 大阪大学卒業後、大手メーカーに経営企画スタッフとして勤務。 入社の数ヶ月後からアトピー性皮膚炎を発症。 2年間ステロイドを使うが改善が見られなかったため、25歳のとき脱ステを決意。 激しいリバウンドの最中に出会った分子栄養学に可能性を感じ、ほぼ独学で学ぶ。 3年間の試行錯誤の末、アトピーの症状はすべて消えた。 しかしその後、ココロの不安定さから人間関係やお金の問題に悩むこと更に3年。 仕事を転々とし、最後は1年間の無職無収入を経験。 自分を変えたいと心理学や感情について独学で学ぶ中で、1冊の本をきっかけに社会復帰。 自分にできることは何かを考えた末、アトピーの体験・知識を伝えることを決意。 アトピー改善アドバイザーとして全国で講演やカウンセリングを行い、「アトピーを味わい尽くすと、人生が変わる」というメッセージを伝えている。