そもそも「毒素」って何よ?

 

こんにちは。

アトピー改善アドバイザーの桒野靖士(くわのやすし)です。

 

アトピーについて調べていると、デトックスの必要性を説く書籍やブログに辿り着きませんか?

 

アトピーはカラダにたまった毒素を皮膚を通じてカラダから出すための症状なんだと。

だから、しっかりデトックスして、皮膚の負担を減らそうと。

もしくは、脱ステのリバウンドは溜まった毒素を出す過程なので、とにかく耐えろと。

出し切れば治ると。

 

僕も必死でアトピーから抜け出そうともがいていた頃から、何度もそういう記事を目にしました。

でも、一度も腑に落ちたことがなかったんですよね。

 

だって、「毒素」って具体的に何のことを言っているのか、それがまともに説明されていなかったから。

 

ステロイドがカラダに溜まっているとか言いますが、そもそも、ステロイドホルモンは、僕らのカラダで作られているものです。

それを外から入れているだけなので、体内で分解することは普通にできるはずなんですよね。

(あえて外から入れることの良し悪しは置いといて)

だから、「毒素として溜まる」ということ自体、すんなりとは納得できません。

 

また、アトピーが出る人出ない人がいるということは、アトピーの人が持つ特有の毒素があるってことなんでしょうか?

アトピーの原因が「毒素」なのだとしたら、症状のある人とない人の違いが説明できるはずなんだけど、説明されてるのを見たことがない。

ステロイドが原因だと言うなら、ステロイド使ったことないのに慢性アトピーの人がいるのはなぜなの?

 

なんかすっきりしない疑問がたくさんあるんですよね。

 

そういう意味で、僕はアトピーと毒素の関係を語ることはしていません。

僕自信が納得できてないからね。

 

とはいえ、否定してるわけではありません。

重要な要素だと思う。

でも、僕はまだ説明できないってことね。

 

僕らのカラダの中は化学工場のようなもので、様々な化学反応が常に起きていて、生命を維持するためにエネルギーや物質を作り出しています。

その過程で、必ず不要なものが出てくるんで、それをどうやって分解するのか、カラダの外に出すのか、っていうのは生命の誕生以来、ずっと課題だったはずなんです。

 

車が走るためには、ガソリンを燃やして爆発力を得る必要がありますが、その過程で排気ガスが出ます。

ですから、排気ガスを外に逃がす構造がなければ、すぐ壊れてしまうでしょう。

 

カラダもそれと同じで、必要なものを得ると同時に、不要なものができあがるわけね。

これは化学の法則であり、宇宙の法則なんです。

 

だから今日は、アトピーと毒素がどうのこうの言う前に、そもそも体内ではどんな排気ガス的なものものが発生していて、それをどうやって処理しているのか、その基本を押さえておきましょう。

 

 

主な排気ガス的なもの

 

カラダの中で生まれる排気ガスの代表は、「アンモニア」です。

おしっこの匂いとして有名なあれですね。

実際はおしっこにはアンモニアはほとんど含まれてないんですけどね。アンモニアの状態で体内を流すのは危険なので、尿素というカラダに害のない形で排泄しています。

その後、トイレに住み着く細菌たちがその尿素を食べてアンモニアを発生させるので、トイレにあの匂いが充満するというわけ。

 

実はアンモニアって僕らのカラダにとっては猛毒なんですよ。

体内でアンモニアが増えすぎると、細胞内のミトコンドリアの代謝がうまくいかなくなって、神経系に異常が出て、死んでしまうこともあります。

だからこそ僕らはあの匂いを嫌うわけです。

 

僕らはカラダの材料として、たくさんのタンパク質を食べます。

お肉とか卵とか魚とか大豆とかね。

実はこのタンパク質が、アンモニアの元なんです。

 

炭水化物や脂肪はアンモニアの発生源にはなりません。

 

アンモニアの化学式は「NH3」。

窒素(N)と水素(H)がくっついてできてるよっていう意味ね。

 

炭水化物や脂肪は「水素(H)+炭素(C)+酸素(O)」でできてる。

窒素がないからアンモニアは作れない。

最終的には二酸化炭素(CO2)や水(H2O)になっていくんで、人体にはほぼ無害なものにできるんです。

まぁ、その過程ではいろいろ弊害を生むこともあるけど、最終的には無害。

 

一方、タンパク質は「水素(H)+炭素(C)+酸素(O)+窒素(N)」でできてる。

三大栄養素の中で唯一「窒素」を持つのがタンパク質なんです。

窒素があるから、タンパク質を使って何かしようとすると、アンモニアができてしまうことがある。

 

タンパク質はこの窒素のおかげで「しなやか」で「頑丈」な部品となっているんですが、その一方で、最終産物としてアンモニアという毒を生み出すリスクを抱えているということなんです。

タンパク質は生命にとって最も大切な栄養素と言えるけど、危険な栄養素でもあるわけ。

 

だから、アンモニアという排気ガスをいかに発生させないようにするかっていうのが、生命にとって超重要な課題。

デトックスの一番の目的は、「窒素をアンモニアにならないうちに捨てる」ってことだと言っていいでしょう。

 

 

窓から蜂が入ってくる

 

アンモニアを排気ガスに例えたので、もう一つ車の例えで。

 

車に乗っていると窓から蜂が入ってくることがありますね。

結構あたふたする笑

下手すると刺されるしね。

スズメバチとか入ってきちゃったら、なかなかのパニックです。

 

カラダにも間違って入ってきちゃうものがあります。

代表的なのは鉛とか水銀とかカドミウムと言った「重金属」と呼ばれるもの。

水俣病とかイタイイタイ病とか聞いたことあると思いますが、あれはこういった重金属を大量にカラダに取り込んでしまった結果です。

 

重金属が入ってくると、カラダはそれを間違って部品として使ってしまうんです。

 

例えば、水銀やカドミウムは亜鉛によく似てます。

亜鉛はカラダに必須のミネラルで、いたるところに使われている栄養素。

そんな亜鉛にそっくりな水銀やカドミウムが入ってくると、本来亜鉛を取り付けなきゃいけない場所に、水銀とかカドミウムくっつけちゃう。

でも、亜鉛じゃないからちゃんと機能してくれないわけ。

むしろ変なふうに働いて細胞を混乱させる。

それで様々な異変を引き起こすんです。

 

あと、放射性物質も同じですね。

3.11の原発事故以来、日本では放射性物質が体内に入ってくるリスクが上がっていると思います。

 

あの事故の時、たくさん報道されていたセシウムって覚えてます?

セシウムはナトリウムやカリウムにそっくり。

これもうっかりミネラルと見間違えてカラダに取り入れてしまうわけ。

 

ストロンチウムってのもありましたよね?

あれはマグネシウムやカルシウムにそっくり。

これも間違って体内に入れちゃう。

 

で、細胞の中に居座って、じわじわと放射線を出し続けます。

放射線が細胞内の水分に当たると、活性酸素を発生させ、細胞を内側から酸化させてしまう。

酸化した細胞は正常な働きができなくなったり、がん細胞化したりします。

体内に放射性物質がが入ってきて居座るのは、生命にとって危険なことなんです。

 

てことで、「重金属や放射性物質が入ってきたら速やかに外に出す」。

これもデトックスの一つですね。

 

 

命は汚い

 

生きていることは美しいと言われますが、ある意味では汚いのです。

 

タンパク質は僕らの命をつなぐ上で、絶対に欠かせない栄養素ですが、アンモニアという副産物を生む可能性がある。

つまりゴミが出るわけ。

 

ミネラルを使うことで、多様な化学反応をコントロールして、複雑な活動ができている僕らのカラダ。

その反面、そっくりな顔した危険な物質を体内に招き入れてしまう癖がある。

 

こうしたゴミや異物を避けて生きていくことは不可能で、そういう意味では命は常に汚いのです。

 

その「汚れ」や「誤り」を影響の少ないうちに外に出す。

そういうことが進化の過程で行われてきたわけね。

 

でも、そういう汚れや誤りを、僕は「毒」と呼ぶ気になれないんです。

生命が必死こいて何十億年もかけて選択してきた、最大限の努力の結果がこれだから。

 

アンモニアのリスクを抱えながらも、

タンパク質を食べ、

アミノ酸を手に入れ、

またタンパク質を生み出すという、

生命の基本原理を守り続けたのが僕たち生命の選択なんです。

 

危険な重金属や放射性物質を間違えて入れてしまう恐れはあっても、

ミネラルを使うことで命を繋ぐというのが、

僕たち生命の選択なんです。

 

ましてや、カリウムとセシウムがそっくりなのは、セシウムが悪いわけじゃなく、宇宙の大原則なわけで、たまたま僕らの弱点になっているだけだからね。

 

汚くて、間違いを起こしやすい命。

それが僕たちのカラダなんです。

 

そこにこそ、生命の起源と歴史のロマンを感じたりします。

 

毒素だらけじゃー

排毒しなきゃー

ってバタバタする前によ、その意味を学んでみよう。

 

そこには生命の光と影があり、その両面にロマンが詰まってるから。

 

 

 

どうでしょう?

なんとなくイメージで捉えていた「デトックス」も、

具体的に

「何が毒素なのか?」

「どうして外に捨てないといけないのか?」

を見ていくことで、実はそこに生命の神秘があるのが見えてきました。

 

 

だから、単に

「アトピーの原因は毒素だ」

「排毒がうまくいってないんだ」

みたいな話は僕にとっては腑に落ちないんです。

 

デトックスとアトピーの関係性については、引き続き興味を持って調べていこうと思っています。

何かピンとくる事があればまたご紹介していきますね。

 

 

 

 

アトピー改善アドバイザー

桒野靖士(くわのやすし)

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

1980年生まれ、大分県出身。 大阪大学卒業後、大手メーカーに経営企画スタッフとして勤務。 入社の数ヶ月後からアトピー性皮膚炎を発症。 2年間ステロイドを使うが改善が見られなかったため、25歳のとき脱ステを決意。 激しいリバウンドの最中に出会った分子栄養学に可能性を感じ、ほぼ独学で学ぶ。 3年間の試行錯誤の末、アトピーの症状はすべて消えた。 しかしその後、ココロの不安定さから人間関係やお金の問題に悩むこと更に3年。 仕事を転々とし、最後は1年間の無職無収入を経験。 自分を変えたいと心理学や感情について独学で学ぶ中で、1冊の本をきっかけに社会復帰。 自分にできることは何かを考えた末、アトピーの体験・知識を伝えることを決意。 アトピー改善アドバイザーとして全国で講演やカウンセリングを行い、「アトピーを味わい尽くすと、人生が変わる」というメッセージを伝えている。