出版のお知らせ

2018年11月に初の書籍が出版されました!

「酵素を取る」は意味があるのか?

 

こんにちは。

アトピー改善アドバイザーの桒野靖士(くわのやすし)です。

 

メルマガの配信を始めました。

気になる方は登録してください☆

【メールマガジン】アトピーを味わい尽くすと、人生が変わる

http://www.reservestock.jp/subscribe/17353

 

まじ、人生変わると思うんですよね。

アトピーを嫌がって憎んで、

なんとかやっつけたくて、

必死にがんばって良くなったけど、

意外と幸せ感なくて、

そんで自分の問題に向き合って、

ようやく自分が何をしなきゃいかんかがわかる。

 

アトピーから抜け出すことが目的じゃなくて、

アトピー自体は本当は問題じゃなくて、

ほんとに取り組まないといけないことは、

その向こう側にあるんだと思います。

 

アトピーはそれに気づくきっかけでした、僕の場合。

 

皆さんにとってのアトピーも

なんかそんなふうなきっかけになるといいなと思っています。

 

今日は「酵素」について書いてみます。

 

 

酵素ってなんですか?

 

最近「酵素を摂る」ことを進めるCMや記事を目にすることが増えました。

一昔前までこんなに酵素、酵素って言ってなかったと思うんですけどね…。

読者の方の中にも、酵素を摂るためにグリーンスムージー飲んだり、酵素サプリを飲んだりしてる方がいらっしゃるかもしれません。

 

でも、酵素ってなんなの?って、いまいちわかりにくいですよね。

まずは、それをちょっと解説します。

 

酵素っていうのは生物が作り出すタンパク質の一種です。

 

僕たちのカラダは細胞の集まりですね。

細胞の中では日々タンパク質が作り出されています。

食べ物から摂ったタンパク質を胃腸で分解してアミノ酸に変え、そのアミノ酸をまた合成して、自分専用のタンパク質を生み出す。

これが生命活動の本質です。

 

こうやって生み出されたタンパク質は、「材料タンパク」と「酵素タンパク」の2つに分類できます。

 

「材料タンパク」はイメージしやすいですね。

カラダのいろんな場所で土台となる「コラーゲン」、

髪の毛の材料「ケラチン」、

筋肉の材料「アクチン」&「ミオシン」、

赤血球の材料「グロビン」、

アトピーにも関係する免疫抗体「グロブリン」、

などなど実に様々。

 

成長期にはこのタンパク質の量をどんどん増やして、カラダを大きくしますし、成熟してからは、日々消耗した部分を修復しながら、カラダを維持していきます。

 

こんな感じで、人体という「ハード」を作るのが「材料タンパク」なんです。

 

一方、「酵素タンパク」はカラダの「ソフト」を担うものです。

「アプリ」みたいなものですね。

体内でいろんな働きをしています。

僕たち人間も4000種類とか5000種類とか言われるほどたくさんの種類の酵素を、毎日せっせとこしらえて、それによって生命を維持しています。

 

食べ物を消化する酵素、

糖分からエネルギーを取り出す酵素、

血液を作る酵素、

アルコールを分解する酵素、

ドーパミンなどの神経伝達物質を作る酵素、

ステロイドなどのホルモンを作る酵素、

唾を作る酵素、

免疫に関係する酵素、

などなど、

ずらーっと数千種類です。

酵素が作れなくなったら、即死亡ですね。

 

「材料タンパク」で作った機械の中で、「酵素タンパク」という「アプリ」が動いている。

それが生命です。

 

 

酵素は体内に入ってこない

 

こうやって聞くと、「酵素って大事!たくさん取らなきゃ」と思うかもしれませんが、それは早とちりです。

例えば「生野菜は酵素が豊富だからカラダにいいよ」って話をよく聞きますが、一部正しく、一部間違っているんです。

 

実は僕たちは、他の生物が作った酵素を体内に取り入れることはできません。

 

酵素は全てタンパク質です。

僕たちの胃腸は、タンパク質を見るととにかく分解しようとします。

生野菜に含まれる酵素も同じ。

跡形もなく、全て分解されてアミノ酸になってしまいます。

つまり、体内に入った時には、酵素としての働きは失っているということです。

 

iPhoneにAndroidのアプリは入れられないでしょう?

あれと一緒で、自分専用のタンパク質以外は、受け付けない仕組みになっているんですね。

 

だから、食べ物から酵素を摂ったとしても、

意味ないって事になります。

 

 

酵素のたった一つの効能

 

でも、たった一つだけ、役に立つ酵素があるんです。

それは「消化酵素」です。

 

例えば大根なんかには消化酵素がたくさん含まれます。

炭水化物を分解するアミラーゼ、

タンパク質を分解するプロテアーゼ、

脂肪を分解するリパーゼなど、

本来僕らが胃腸で作らないといけない酵素を、すでに持参して来てくれるので、こっちとしてはずいぶん楽ができるわけです。

 

おでん屋さんに行くと、餅きんちゃくと大根は離れた場所で煮ています。

近くで煮てしまうと、大根のアミラーゼが餅を分解してどろどろにしてしまうからなんです。

 

食品に含まれる消化酵素はそれくらい力を持っています。

実は、消化・吸収という作業、超重労働でして、かなり体力を消耗するんですよ。

胃腸にも負担がかかります。

だから、消化酵素を持っている食品を摂ると、楽に消化ができ、胃腸を痛めず、効率的に栄養を体内に入れることができるというわけです。

 

胃腸を痛めないというのは、アレルギーの予防・改善にもとても大切なことなので、消化酵素は積極的に摂りたいものです。

 

 

どんな食品を食べるといいのか

 

消化酵素を多く含む食品としては、

「生野菜」

「果物」

「発酵食品」

などが挙げられます。

 

僕は生野菜が超苦手という偏食持ちなので、果物や発酵食品を多く摂ったほうがいいってことですね~^_^;

 

他にも、いわゆる「これ入れとくと◯◯が柔らかくなるよ」ってやつを目安にしてください。

「パイナップル」や「マンゴー」、「パパイヤ」などが、肉を柔らかくするっていう話を聞いたことがあると思います。

ああいうやつですね。

「はちみつ」とか「塩麹」とかもそうかな。

 

 

というわけで、今日は「酵素」についてでした。

カラダに良いって言われるものはたくさんあるけど、それの何がどういいのか?

ちゃんと知っとくと選ぶ目も変わりますよね。

 

どうせ持つなら、偏りの少ない「等身大の知識」を持ちたいものです。

 

 

 

 

アトピー改善アドバイザー

桒野靖士(くわのやすし)

 

 

アトピーの全体像がわかるメール講座

無料メール講座「アトピーの6つの側面 アトピックキューブ」配信中!

全7回+1回のメールが毎日1通ずつ届きます。

  • 第1の側面:アレルギー体質 Part1
  • 第1の側面:アレルギー体質 Part2
  • 第2の側面:炎症体質
  • 第3の側面:乾燥肌・敏感肌
  • 第4の側面:腸内環境
  • 第5の側面:副腎疲労
  • 第6の側面:メンタル
  • 番外編:僕が29歳年収3万円のうつ状態から這い上がってきた話

全8回が終わった時点で購読解除されていなければ、無料で読めるメルマガバックナンバー集(過去に有料メルマガで配信したものから抜粋したもの)もお届けします。

読者登録フォーム
お名前(姓名)
メールアドレス
※携帯アドレスで登録される方は、登録前に「atopy-navigation.org」からのメールを受取れる設定(受信許可リストへの追加)をお願いします。 ※PCアドレスの方は登録確認のメールが迷惑メールフォルダに入ってしまうことがありますので、ご確認をお願いします。

 

読み続けるとアトピーから自由になるメルマガ

不定期でお届けする書き下ろしメルマガ。月額216円(税込)です。

カラダの仕組みとココロの仕組みの両面からアトピーについて考え続けることで、アトピーの捉え方はシンプルになっていきます。

お伝えしたいのは「答え」ではなく、考え方や思考のプロセス。

巷に溢れるアトピー情報に振り回されることなく、自分の軸で考え、行動したい方にオススメします。

こちらからご登録ください。登録解除はいつでもできます。

 

全国各地でセミナーを開催しています

セミナー情報はこちらに記載しています。

また上の無料メール講座にご登録いただくと、常に最新情報をお届けいたします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUTこの記事をかいた人

1980年生まれ、大分県出身。 大阪大学卒業後、大手メーカーに経営企画スタッフとして勤務。 入社の数ヶ月後からアトピー性皮膚炎を発症。 2年間ステロイドを使うが改善が見られなかったため、25歳のとき脱ステを決意。 激しいリバウンドの最中に出会った分子栄養学に可能性を感じ、ほぼ独学で学ぶ。 3年間の試行錯誤の末、アトピーの症状はすべて消えた。 しかしその後、ココロの不安定さから人間関係やお金の問題に悩むこと更に3年。 仕事を転々とし、最後は1年間の無職無収入を経験。 自分を変えたいと心理学や感情について独学で学ぶ中で、1冊の本をきっかけに社会復帰。 自分にできることは何かを考えた末、アトピーの体験・知識を伝えることを決意。 アトピー改善アドバイザーとして全国で講演やカウンセリングを行い、「アトピーを味わい尽くすと、人生が変わる」というメッセージを伝えている。