副腎には休息が必要

前回までの2回で、副腎という臓器は「ストレス」と「糖分の摂り過ぎ」によって、ダメージを受けるという話をしました。

では、回復する方法はあるのか?ということを考えてみましょう。

基本的には、よっぽどのこと(壊死してるとか)がない限り、回復可能だと考えています。人間のカラダは意外とたくましいものです。

 

糖分によるダメージを減らす

まず、糖分によって副腎にダメージを与えないことが大切です。毎日のことですから、意外とここの影響って大きい気がします。

では何をするか?

簡単です。

糖分を極力摂らない。

それだけです。

「え~!そんなことしたらお腹すいて動けないよ」って言われてしまいそうですが、実は人間って意外と糖分や炭水化物をそんなに摂らなくても生きれるんです。というか、現代人は圧倒的に糖分を摂り過ぎています。

実際、こんなにお米をたらふく食える時代って、人類の歴史上なかったでしょう?穀物も毎年安定して収穫できていたわけではなかっただろうし、砂糖なんて超貴重品で、権力者しか食べれないような代物だったわけです。

なので、そもそも人間のカラダはたくさんの糖分を摂るということに対応できてないんです。つまり、摂り過ぎればカラダに負担がかかるということです。

また、カラダを動かすためのエネルギー源は糖分だけではありません。タンパク質や脂肪も立派なエネルギー源になります。

だから、安心して糖分を食事からごっそり抜いてください。

最近は「糖質制限」という食事法が流行っているので、糖分を減らすためのテクニックには困らないと思います。ぜひそういうことを学んで取り入れると良いでしょう。

しかし、こう考えるとやっぱりアトピーから抜け出す過程は「治療」ではなく「ダイエット」だなぁと改めて思います

 

ビタミン&タンパク質で副腎回復!

ちなみに僕は糖分がアトピーに悪影響を及ぼすってことを最近まで理解していなかったので、実際の闘病期間中は糖分カットやってませんでした。ここまでエラそうに書いてきてすみませんでした!(笑)

でも脱アトピーを目指し始めてから、それまでに比べて糖分の量は減っていたと思います。

昔は衝動的に甘いものを欲して、コンビニに行ってお菓子やジュースや酒を買って、速攻完食!みたいなことを頻繁にやってました。

それが、アトピーを治そうと決めて、栄養の改善をやり始めたころから、ぴたりと止まったんです。それは、「衝動が来ても我慢した」のではなく、「衝動そのものがなくなった」という感じでした。

では、どんな栄養素が副腎回復に役立つかまとめてみましょう。

ビタミンB群

ビタミンやミネラルのバランスが取れてくると、糖分への衝動は劇的に少なくなります。特にビタミンB系を十分に摂ることが大切です。なぜそうなるかは、ここで書くと長くなってしまうので、また別の機会に。さらに、ビタミンB系は副腎そのものの機能をサポートするので、副腎の回復にはもってこいです。

ビタミンC

ビタミンCはステロイドホルモンを作る際に必須のビタミンです。疲れた副腎が一日も早くホルモンの生産能力を取り戻せるように、たくさん摂りたいですね。

ビタミンCは厚生労働省発表の「栄養所要量」では1日100mgとありますが、実際には個人差が大きく、1000mg必要な人もいるという文献も読んだことがあります。なので、積極的に摂りましょう。かといって、「レモン100個分」とか書いてあるジュースで摂るのはやめましょうね。だって糖分が。。。

ビタミンに関しては、サプリメントで摂るという選択肢もあるので、抵抗がなければ積極的に活用すると良いと思います。

タンパク質

それから、タンパク質もたくさん摂りましょう。副腎はタンパク質でできてます。疲れて傷ついた副腎を修復する材料はタンパク質なんです。

特に夜寝ている間は副腎も眠っています。その間に修復が行われるので、夕食でタンパク質をしっかり摂ると良いと思います。寝る1時間前くらいにプロテインのサプリメントを摂るというのもオススメです。

※実は、この記事を書いている今もプロテインを飲んでいます(笑)アトピー症状が消えた今でも欠かせない習慣です。

たくさん寝ることも効果があるかもしれません。寝てばかりなのは不健康だと思われがちですが、副腎が疲れている状態なら、たくさん寝て、副腎が働かなくていい時間を多く作ってあげるのも一つの方法ではないかと思います。

その他

他にも古くから使われている薬草やハーブの中には、副腎に効果があると言われているものがいくつかあるようです。そういったものも、もしかするとプラスになるかもしれません。

有名どころでは

  • 高麗人参
  • 冬虫夏草
  • 生姜
  • イチョウ葉

などが挙げられます。

 

ストレスから開放される

糖分への対処はできたとして、もう一つの大きな原因である「ストレス」にはどうやって対策を打てばよいでしょうか。

現代のストレスは生活そのものの中にあります。

仕事、

家庭、

人間関係、

お金。。。

そういった環境を変えるのは難しい事だと思います。

まずは、気分転換の時間を持つとか、人に話を聴いてもらうとか、そういうことで解消できるストレスもあるでしょう。

でも、場合によっては、仕事を辞める、離婚するなど、ストレスの原因となっているそのものから離れることも必要かもしれません。

僕もアトピーと向き合っている期間中に、転職したり、付き合っていた女性と別れたり、新しい友人ができたり、引っ越したり、結構いろんな変化を経験しました。その都度、嬉しかったり、悲しかったり、絶望的だったり、希望に満ちていたりするんですが、結果的にはそういう変化をし続けたことが経験となり、自分の内面が変化していってストレスに強くなったような気もします。

ちょっとしたストレス解消法で、少しずつストレスを減らすのも良いですが、自分の感情と向き合って、不安や恐怖の根本的な原因を取り除くことを目指すのも深みがあってまた良いものです。

 

これはあくまで個人的な感想ですが、アトピーを改善する道のりは、とても多くのことを教えてくれる、貴重な体験だと思っています。せっかくアトピーになったのだから、そこから何か深いものを学べたら、その人の人生は大きく変わるのではないかと思います。

アトピーの体験のようなネガティブで近寄りがたい場所にこそ、実は人生のターニングポイントが隠されているような気がしてなりません。

 

副腎疲労は現代病

いずれにしても、不安や恐怖を感じたり、糖分摂取によって血糖値が乱高下する機会が多いということが副腎を疲れさせています。

これは、現代の、特に先進国にありがちな課題だと思います。そう考えると、日本のアトピー人口がここ30~40年くらいで急激に増えてきているのもよくわかる気がします。

それは、そろそろ僕たちが戦後から続く価値観や生き方を変えていく時期に差し掛かっているという副腎からのメッセージのようにも感じます。

アトピーの人がほとんどいない社会というのは実は幸せな社会かもしれません。幸せとはきっと、甘いものをたらふく食べられることではなく、人とのつながりや自分の存在価値を安心して感じられる状態なんだと思います。

副腎をいたわる生き方を模索していきたいですね。

 

アトピー改善アドバイザー

桑野やすし

 

 

 

 

アトピー改善アドバイザー

桒野靖士(くわのやすし)

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

1980年生まれ、大分県出身。 大阪大学卒業後、大手メーカーに経営企画スタッフとして勤務。 入社の数ヶ月後からアトピー性皮膚炎を発症。 2年間ステロイドを使うが改善が見られなかったため、25歳のとき脱ステを決意。 激しいリバウンドの最中に出会った分子栄養学に可能性を感じ、ほぼ独学で学ぶ。 3年間の試行錯誤の末、アトピーの症状はすべて消えた。 しかしその後、ココロの不安定さから人間関係やお金の問題に悩むこと更に3年。 仕事を転々とし、最後は1年間の無職無収入を経験。 自分を変えたいと心理学や感情について独学で学ぶ中で、1冊の本をきっかけに社会復帰。 自分にできることは何かを考えた末、アトピーの体験・知識を伝えることを決意。 アトピー改善アドバイザーとして全国で講演やカウンセリングを行い、「アトピーを味わい尽くすと、人生が変わる」というメッセージを伝えている。