甘い誘惑にやられる副腎

前回の投稿で、「ストレスでアトピーが発症したり酷くなったりするのは副腎が疲れ切ってステロイドが作れなくなっているせいだ」ということを書きました。

今回は、その疲れ切った副腎を回復するためにできることについて書いてみたいと思っていましたが、実はもう一つ副腎を疲弊させている原因があるので、その話をまず書きます。

糖分が副腎をこき使っている?

不安や恐怖といった感情を感じたときに副腎は働くと言いましたが、それ以外にも副腎の出番となる状況があります。その状況をできるだけ作らないようにすれば、副腎の疲労はずいぶん軽減されるでしょう。

その出番とは、「糖分を摂ったあと」です。

僕たちは普段の食生活の中で、意外なほどたくさんの「糖分」を摂取しています。ご存知のようにスイーツやジュースには大量の砂糖が入ってます。毎日主食として食べているご飯やパンも消化すれば「ブドウ糖」という糖分になりますし、果物にも「果糖」という糖分が含まれます。

なんせ普通に食事をすれば、それが日本食であろうと洋食であろうと、糖分がたくさん摂れるのです。

さて、こうして摂り込まれた糖分は僕らのカラダに変化を起こします。

まず腸から吸収されたブドウ糖が血液に流れ込みます。「血糖値が上がる」というやつです。血糖値が上がると、そのブドウ糖をエネルギーとして利用するために「インシュリン」というホルモンが膵臓から分泌されて体中を巡ります。インシュリンはブドウ糖を血管から取り出し、全身の細胞の中に放り込んでいきます。そうするとブドウ糖はエネルギーとして活用され、血糖値は下がります。

さて、ここで終わってくれればハッピーエンドなのですが、現実はもっと厳しいものです(笑)

食事によって急激に血糖値が上がると、待ってましたとばかりにインシュリンが大量投下されます。インシュリンは手際よくブドウ糖を細胞に放り込んでいきます。するとどんどん血糖値が下がっていくわけです。

実は、「血糖値の急激な下降」というのは、カラダにとっては結構危険なことでして、脳は「こりゃ命が危ない」と判断し、「生命の危険回避機能」を発動します。そうです、「ストレス状態」と同じような状況が生まれるんです。

ここで、「ステロイドホルモン」の出番です。副腎からサンダーバードのごとく飛び出してきて、肝臓に蓄えられていた予備の糖分を引っ張り出して、血糖値を上げようとします。そうやって血糖値が安定すると、脳はホッとして「危険回避機能」を解除します。

こういうことももたまにであれば良いですが、この状況、実は糖分を摂るたびに起こっています。

毎日3食炭水化物を取っている方であれば、そのたびに起こりますし、間食でスイーツを食べれば起こりますし、甘いジュースを飲めば起こります。意外かもしれませんが、果汁100%のジュースや野菜ジュースでも同じです。

こうやって一日に何度もステロイドホルモンを出動させることで、副腎はどんどん疲弊していきます。

僕たちは満腹感や甘味の快感と引き換えに、副腎に無茶な仕事を強いているのかもしれません。。。

ちょっと反省(笑)

 

副腎疲労のサイン

副腎が疲れ切っている人は、朝起きることができません。アトピーの人の多くは、痒みで眠りが浅いのも重なって、朝なかなか起きれないと言う方が多いと思います。

実際僕は、アトピー発症の少し前から、朝起きれないことが多かったです。最強と言われる大音量の目覚まし時計を含む、3つの目覚まし時計を順番に鳴らしていましたが、全て無視して寝坊することすらありました。これは、明らかに副腎疲労の兆候です。

実は副腎は夜中は全く働きません。そして早朝に活動を始め、目覚めるころにMAXに働き、夜に向けてだんだんと活動を緩めていきます。副腎が疲れ切ってると、このスタートダッシュがうまくいかず、朝から昼にかけてじわっと動きだし、昼食の糖分と仕事などのストレスのせいで昼間がMAX、で夜に向けて弱っていく、みたいな傾向になりがちです。なので、朝起きるためのエネルギーがうまく発揮できないのです。

寝坊すると「意思が弱い」とか言われてしまうけど、実は副腎が弱ってるだけかもしれません。あまり自分を責めないで、副腎を労わる生活をやってみましょう。

他にも副腎疲労のサインはたくさんあります。

・イライラする

・いつも眠い

・だるい

・疲れやすい

・うつっぽい、あるいはうつ病と診断された

などなどです。どちらかというと、弱々しく、繊細な感じに偏りますね。

 

それにしても、左右2つで10グラムしかない小さな臓器が、僕たちの体調や気分まで左右するなんて、人体とは不思議なものですね。

次回も副腎の話が続きます。副腎は奥が深いですね。

 

アトピー改善アドバイザー

桑野やすし

 

 

 

 

アトピー改善アドバイザー

桒野靖士(くわのやすし)

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

1980年生まれ、大分県出身。 大阪大学卒業後、大手メーカーに経営企画スタッフとして勤務。 入社の数ヶ月後からアトピー性皮膚炎を発症。 2年間ステロイドを使うが改善が見られなかったため、25歳のとき脱ステを決意。 激しいリバウンドの最中に出会った分子栄養学に可能性を感じ、ほぼ独学で学ぶ。 3年間の試行錯誤の末、アトピーの症状はすべて消えた。 しかしその後、ココロの不安定さから人間関係やお金の問題に悩むこと更に3年。 仕事を転々とし、最後は1年間の無職無収入を経験。 自分を変えたいと心理学や感情について独学で学ぶ中で、1冊の本をきっかけに社会復帰。 自分にできることは何かを考えた末、アトピーの体験・知識を伝えることを決意。 アトピー改善アドバイザーとして全国で講演やカウンセリングを行い、「アトピーを味わい尽くすと、人生が変わる」というメッセージを伝えている。